これからの時代でキャリアを築く方法

Pocket

“戦略”とは、特定の目標を達成するために、長期的視野と複合思考で力や資源を総合的に運用する技術・科学である。

(wikipedia より)

これからの時代にどうキャリアを築いていくべきか。それを叶える上で、“戦略”というものをしっかり練る必要があろうかと思います。この“戦略”という言葉、よく聞く言葉だとは思うのですが、よく意味を分かって使えているかというと、そうでもないというのが実態ではないでしょうか?でも、この“戦略”を持ってキャリア構築に臨むのとそうでないのとでは、大きな差が間違いなく付くので、そんな話を今日はしたいと思います。

business_senryaku_sakuryaku_man

さて、冒頭に“戦略”のwikiを引用しましたが、この文言を見てどう思いますか?…私は正直、「当たり前なことを言っているんだけど、どうも本質がよく分からない」という印象を持ちます。何が言いたいかと言うと、上記の文言を基に“戦略的”にキャリア構築をしろ、と言われても、具体的なTODOが浮かんでこないということです。(恐らく浮かぶ人はここから先を読む必要はないでしょう)

では、どうしたら具体的なTODOに落とし込めるか、もう少し“戦略”を噛み砕いていきたいと思います。キヨカワなりに“戦略”というものを解釈すると、“戦略”とは、「一つの軸に基づいて、行動の取捨選択をすること」だと考えます。

スタバがROEを犠牲にしてもフランチャイズ展開しない理由

例えば、“スターバックスコーヒー”彼らはどんな“軸”に基づいて事業展開をしているかと言うと、“第三の場所を提供する”というものだそうです。どういうことかというと、職場や家でもない第三の憩い場を提供することが彼らのミッションだと思い、そういったことを大切にしているそうです。そういった“軸”を持っていると、どう行動が変化するかというと、フランチャイズ展開をせず、全て直営で店舗展開をするなんていう行動になります。これだけだと「??」だと思うので、少し解説をすると、通常こういったチェーン系の飲食店はフランチャイズ化した方が様々な面で有利です。なぜなら、直営であれば、買うにしても借りるにしても、店舗を確保するのに一定の費用がかかるのは言うまでもないでしょう。(会計的に言うと、直営で経営する方がBSが大きくなってしまい、ROEが悪いと判断されてしまいます)なので、一般的な飲食店からすると、「全て直営なんてありえない」という訳です。

では、なぜ“スターバックス”はフランチャイズ展開をしないのかというと、フランチャイズ化するとどうしても稼働率という部分を追ってしまうからだと言っています。つまり、フランチャイズ化すると、どれだけのお客様をさばけるか、というところに重点をどうしても置いてしまうので、軸である“第三の場所を提供する”というものが達成できない、だから“直営”にこだわる、という訳です。“スターバックス”はある意味、“稼働率”という飲食店では非常に重要な指標を捨てて“第三の場所を提供する”という軸を貫いています。当たり前ですが、“捨てる”ことによって生じるデメリット、コンセプトを貫くリスクがあるのは言うまでもないでしょう。

でも、結果としてどうか?今日時点でのお話をすれば、一昔前に似たようなコーヒーショップが乱立していたけれども、それが一段落し、やはり“スターバックス”は健在、といったところではないでしょうか。まとめると、“戦略”とは、「一つの軸に基づいて、行動の取捨選択をすること」だと思うのです。

キャリアを構築することに置き換えるとどうなるか

では、キャリア構築に置き換えるとどうか?まず、その“戦略”を立てるには、他でもない“あなた自身”の軸を固める必要があります。その“軸”に基づき、場合によっては他の人が「おかしい」ということもしていく必要があるかもしれません。時間というものはどんな人にも平等に1日24時間です。その時間をどういった部分に使っていくのか?そういったことを“戦略的”に考えていくことこそ、戦略的キャリア構築なのではないかと思います。

スポンサーリンク


キヨカワ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


コメントする