あなたの話が聞いてもらえない理由
皆さんは魚を飼ったことはありますか?そう言っておきながらキヨカワ自身は実は経験がありません(苦笑)ですが、アロワナが大好きな友人がいて、魚を飼うということはどういう事なのかを聞いた事があります。それは、『魚そのものを飼うというよりは、水を飼うという感覚に近い』というものです。その時は『ふーん』程度にしか思っていなかったのですが、この話は奥が深いな、と思います。
中身よりも空気感を作れる方が話を聞いてもらえる
なぜなら、非常に多くのシチュエーションでこの言葉が生きてくるからです。例えば、あなたの話を聞いてもらえるような“空気感”を作る事の方が大事、というような事です。面接やプレゼンテーションなどの場でも同じことだと思います。内容はもとより、自分の話を聞いてもらえるだけの“空気感”、これが非常に重要なんだと思います。
もう少しイメージし易い話をしましょう。例えば大学の講義。多くの教授の方々は「中身の濃い」話をたくさんされていらっしゃるとは思うのですが(そう信じたいですが)、聞きたい気持ちにさせてくれる講義はどのくらいあるでしょうか。多くの講義は眠くて仕方がない印象が拭えませんが、思わず夢中になり、前のめりで聞いてしまう、そんな講義も中にはあるはずです。それらの講義の差は何か、と言えば、恐らく中身の問題ではほとんどありません。むしろ、「聞きたい」と思わせるような“空気感”を作ることが上手い教授がそういった授業を展開できるのではないかと思っています。
相手の立場に立ち、仮説⇒実践⇒検証を繰り返す
このような“空気感”の作り方は、端的に言えば「相手の立場に立つ」ということが間違いなく重要だと思います。相手がどういったことに興味を持ち、どうすればこちらの話を聞いてくれるか、ということに対して仮説を立て、実践してみる。その繰り返しをしていくことで精度を上げていく、ということが必須なのではないかと思います。話の中身を充実させることは大事なことではあるものの、まずは相手に「話を聞いてもらえる状態を作る」ということをしないと、その後にある話はどんなに充実していても聞いてもらえていませんから。
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