就職に資格はどこまで役に立つのか

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就職活動が始まる時期だからか、“資格系”のCMが目立つようになりました。非常に個人的な話ですが、某M社のCMがとてもとてもキライです。「どんなにアピールしても、資格0」、だからダメ、みたいな。…すみません、世の中は真逆ですよ、と声を大にして言いたい。ハッキリ言いましょう。資格がないと法律で就いてはならないという職業を除き、資格を持っていることがアドバンテージになるかというと、ほとんどならないと言い切っても問題がないくらい、“資格”というのは関係がありません。でも、残念ながら多くの学生さん達は、「必要かもしれない」というように、少なからずあのCMに引っかかってしまうだろうという想像も付くからです。

その理由は大きく2つ。

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一つ目は、就職するのが難しいこと。

中々内定が取れない世の中になっていますから、なんか焦って“とりあえず”資格を取ろう、みたいな動きをする人は多くなるのではないかと思います。

二つ目は、学生自体が“一つの答え”を求める存在であること。

社会に出れば気付くことですが、世の中に“答え”というものが基本的に存在しないということを、基本的には理解せず、何か答えがあるはずと思っているのが学生さんだと思います。その“答え”が、目に見える“資格”というものにすがること。そう捉えてしまっても仕方がないかもしれないと、日本の教育を考えれば思います。そういった背景を踏まえてあのCMを打っているのですから、正直「どうなの?」と思います。

もちろん、その資格自体、悪いものだとは思いません。(むしろ、社会に出て実務を始めたときにはとても役に立つものでしょう)しかし、あたかも面接で絶対必要のように見せるのは確実に間違っています。少なくともこのブログをご覧になられた方は、就職活動のために資格を取ろうなんてことは思わないで下さい。

“資格”というのはあくまでツール。

最終的に見られているのはあなた自身に他なりませんよ。

P.S.
今年からか、別バージョンのCMもあって、そこでは“英語”よりもその資格の方が大事かのようなCMをしています。これについてもため息を付くばかりです。。。そんなその資格が素晴らしいですか?と思ってしまいます。

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キヨカワ

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