有益な情報を得る方法

公開日: : 最終更新日:2015/12/16 6.価値観・世界観について


長谷川豊さんがまた強烈な記事を上げています・笑(記事はコチラ)。日本人のメディアリテラシーの低さについての話になっているのですが、この記事のグラフを見る限りは…日本の将来が非常に心配になるというのも頷けます。そもそも論として、なぜテレビや新聞、インターネットの情報を鵜呑みにしてはならないのか、というところを少し解説しつつメディアとどのように付き合っていけば良いのか、また、より有益な情報を得るためにはどうしたら良いのか、なんていうところの話をしていきたいと思います。

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情報というのは、誰がどう切り取るかによって受け取り方が大きく変わる

テレビや新聞の情報を鵜呑みにしてはならない理由は大きく2つ。1つは、どんなメディアの情報であろうとも、その情報は一つの見方であるに過ぎないということ。もう1つは、その情報は誰のために、何のために発信されているのかを踏まえた上で考えなくてはならないというところです。1つずつ解説していきます。

1つ目は“その情報は一つの見方であるに過ぎない”という点についてです。これはどんな情報についても言えることですが、全ての事実をフォローしながら情報を伝えるのは不可能だという前提で情報に触れる必要があるということです。イメージしやすい例で言えば、「あなたの恋人があなたと同性の友達と一緒に歩いていた」という事実を見て、浮気と断定するようなものです。もちろん、その可能性は否定できないでしょう。ただ、100%肯定もできないはずです。情報というのは、誰がその情報を切り取り、どう伝えるかによって如何様にも変えてしまえるわけです。これが情報を鵜呑みにしてはならない理由の1つ目です。

2つ目は“その情報が誰のために、何のために発信されているか”という点についてです。みなさんはテレビ局がどのようなビジネスモデルで成り立っているかということはご存知でしょうか。そう、テレビ局というのは(NHKを除き)広告というものが主たる収益源になっています(キー局の放送を指しています)。CMが鬱陶しいなあと思うと思いますが、それらがあるからこそ私たちが無料でテレビを見られている、ということでもあるわけですね。そのように成り立っているテレビ局が最も優先すべきことは何かと言えば、「スポンサーの維持及び獲得」に他なりません。なぜかと言えば、それなしに継続ができないからですね。もちろん、そのスポンサーを付けるために“視聴率”というものも重要なので、視聴率が取れるようなテレビ番組を作る、というのは極めて自然な流れとなります。

その情報は必ずしも“あなた”のために発信されているわけではない

このサイクルが健全に回っているのであれば問題はないのですが、これを意図的に悪用することも可能である、ということは分かるでしょうか。例えば、スポンサーにとって都合の悪い情報を流さないだとか、都合の悪い情報を隠すために意図的にどうでもいい情報をたくさん流すとか。もちろん、100%そういうことが起こっているというような断言をするつもりはありませんが、そのような可能性があるという中で、なぜ100%そのメディアの流す情報を信じるのか、というところがポイントなわけですね。これが情報を鵜呑みにしてはならない理由の2つ目になります。

更に性質が悪いのは、日本人が一つの情報に対して何か意見を持ったり、それを議論したりすることがほぼ皆無であることですね。そうすると、メディアから流れてくる情報が全てになり、冒頭の記事内のグラフのような結果になる…というのは非常に自然な流れになるのでしょう。このように、それぞれのメディアが発信する一つ一つの情報は疑ってかかって然るべき情報であることは間違いないわけですが、そんな中でどのように有益な情報を得ていくべきなのか、ということについて言及していきたいと思います。

情報を鵜呑みにせず、信用できる情報ソースを確保し、議論できる友人を持つ

まず、心掛け的な側面から言えば、「絶対的な情報はない」という点でしょうか。それを言っているのが誰であれ、その情報が100%信じられるものであると思わないことです。“新聞は日付以外誤報”と揶揄している方がいらっしゃいましたが、正にその通りで、そういったスタンスで臨むということがまず大事なのではないかと思います。

もう一つ言えることは、自分のために発信されている情報か、自分のためでは全くなく発信されている情報いずれかの情報を取得することをオススメします。自分のために発信されている情報というのは、例えば、自分がお金を払ってでも欲しいと思うような情報でしょうか。情報は無料、というような感覚があるかもしれませんが、自分にとって有益な情報は、実は無料で取得することが難しくなっているように思えます。これだけ情報が溢れている中で、自分が欲しい情報をピックアップし、発信している人を見つけるということも非常に大事な時代になっているでしょう。また、それについて一緒に議論できる友人を持つというのも大事なポイントですね。

そして最後の、もう一つの自分のためでは全くなく発信されている情報についてですが、これの分かりやすい例が海外のメディアです。日本のメディアである以上、日本の何らかのバイアスがかかって情報が発信されていることは間違いありません。その点、海外メディアはそういった日本のバイアスはかかっていませんから、そのバイアスを取るとどのような情報発信のされ方をしているのか、ということを見るには非常に重要なことかと思います。ただ、その情報もあくまで“1つの見方”であることは忘れてはならないところではあります。

インターネットの出現によって、簡単に情報が手に入る時代になりました。これからはどう情報を集めるかではなく、どう情報を取捨選択できるようになるか、というようなリテラシーの方が求められるように思います。そのようなリテラシーを高めるために、まずは既存メディアの情報を鵜呑みにすることなく、自分の信頼できる情報ソースを確保し、全く関係ないところからも情報を得られるようにできるとリテラシーは高まっていくのではないかと思います。

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