志望動機で“商品・サービスのファン”はありか

公開日: : 5.希望の面接を突破するために


「私は人々に夢や希望を与えられる仕事をしたいと思っています。なので、第一志望は“オリエン○ルランド”です。」

内容はともかく、その企業の提供する商品・サービスのファンで、このような形で志望動機等々を考えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?この発言自体が間違いと断言するつもりはありませんが、恐らく10人中8人か9人くらいは同じような志望動機を面接で言っている可能性があります。そして面接官は「ああ、この人もか。」と思うでしょう。

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求めているのは一消費者ではなく、共に企業を支える仲間

「ああ、この人もか。」と思われないよう、「私はディズ○ーの年間100日は来ています。それくらい好きです!」という方向の努力をし始める人がいそうですが、その方向に努力をし始める前にちょっと待ってください。本件のような、消費者にとって魅力的な商品・サービスを提供している企業の志望動機は得てしてこのような内容になりやすく、求職者はいかにその商品・サービスが好きかというアピール合戦をしがちです。

面接官側の立場に立つと、自社の商品・サービスを好んでくれている人というのは、もちろん、好んでいない人と比べれば良いとは思っていますが、特別“大好き”であることが絶対条件かというと、多くの企業の場合二の次だと思います(冒頭のディズ○ーは絶対条件のようですが)。なぜなら、企業が求めているのは、一消費者としてのあなたではなく、その企業を共に支える仲間だからです。

なぜ「良かった!」「楽しかった!」と思えたのかを考える

一消費者と企業を支える仲間、これらにはどんな差があるでしょうか。一消費者であれば、その商品なりサービスを受けて、感覚的に「良かった!」「楽しかった!」で良いのですが、企業を支える仲間には、消費者の方に「良かった!」「楽しかった!」と思ってもらえるような商品・サービスを提供しなくてはなりません。つまり、一消費者として「良かった!」「楽しかった!」と思う背景には何があるのか、なぜそんな感動を提供してもらえているのか、他との違いは何なのか、というようなことをしっかり分析していく必要があります。

そのような分析の結果、まず考えなくてはならないのは、そういった商品・サービスを今度は“自分”が提供する側に回るということに対しての覚悟です。提供して“もらう”のは良くても、自分が提供“する”側に回ると途端に面倒くさくなってしまうケースもあります。そして、その覚悟があるということに対しての論拠を考えてください。口だけで「できます!」というのはあまりに根拠がありません。日々のアルバイトでも何でも構わないので、エピソードを聞かせてください。もし、エピソードがないという場合には、これから作っても構いません。そして、それを作った時にどう感じたのか。それが自分が仕事を通じて得たい感情であれば、その仕事はご自身に合っている可能性が高いです。

提供して“もらう”側から提供“する”側に回るというのが、その企業で働くということです。その認識を持っているかどうかというのが、実はどのように志望動機を言うかによって分かってしまいます。是非、“提供する側”が分かっている状態で面接に臨んでください。

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