不満でも会社を辞めずにいれば良い事あるのか
本当に残酷な転職マネー版グリム童話「ヤメ・ソーヤーの冒険」
不満だらけでも辞めずに残った男が手にする「悪くない人生」(CAREERzine より)
「会社を辞めずにいれば良い事あるよ」は過去のものに
上記の記事、読まれた方いらっしゃいますでしょうか?引用もさせていただいていますが、元々はCAREERzineに掲載されていた記事なのですが、2015年5月にCAREERzine自体のサイトがクローズされたので、今は読むことはできませんが…。記事の内容としては、「不満だらけでも会社を辞めずにいれば良い事あるよ」的な内容です。
もちろん、定年まで勤め上げることができたら、それはそれで良いのだと思います。ただ、そのように勤める人生を選ぶことができるのも、今定年間近な方くらいなのではないでしょうか。これから話をすることは、「絶対こうなる」ではなく、あくまで確率論の話なので、断言することは出来ませんが、これからの日本のために、今日は書きたいと思います。
人口減による市場縮小、グローバル化、システム化
For the first visitorにも書いていますが、一昔前であれば、不満があろうとも残るという選択をすることが企業も、そこに勤める従業員も幸せになれたし、事実そうなのだと思います。当時は人口が増え、市場事態が拡大していった頃。多くの企業で人が増え、ポストができていきました。ところが今、どうでしょう?日本の人口は減少傾向で、それに伴って市場が縮小しています。市場が縮小すると、当たり前ですが今既にある多くの事業が縮小せざるを得ません。すると、当たり前ですが、そこで働ける人の人数は減り、当然ポストも減ります。
また、上記以外にも人が減る理由があります。それは、グローバル化とシステム化という部分です。誰でも出来るような仕事はどんどんシステム化されるか、海外へオフショアされていく傾向にあります。こんな時代を生き抜くために何を考える必要があるかと言うと、どういった部分で“人”が必要となり、自分自身の力を活かせそうな部分はどこかということでしょう。
世の中の需要と供給に敏感であれ
そういった部分を明確に見つけることは非常に難しいですが、一つ言えるのは、世の中の需要と供給ということに敏感になっていく必要があろうかと思います。10年後、今の仕事の需要はあるか。仮にあったとして、その需要は小さくなる可能性もある。その時に競争に勝てるか。というようなことが求められます。その辺りをもし、一緒にディスカッションしたいという方は、是非ご一報いただければ幸いです。
P.S.
一番怖いと思うのは、ヤメ・ソーヤーのスタンスで仕事をしていても、20~30代は問題ない、ということでしょうか。リストラに遭うことはそうそうないですからね。でも、家庭を持てば一番お金がかかるであろう40~50代、この頃にリストラに遭ったら…恐ろしくて夜も眠れないと思います。ヤメ・ソーヤーのスタンスというのは、そういったリスクを孕んでいることを絶対に認識しておいた方が良いと思っています。
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