自己PRを考える時に押さえておきたいポイント

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あなたの得意なことはなんですか?サッカーやバスケのようなスポーツを挙げる人もいれば、歌や楽器の演奏などの音楽関連のものを挙げる人、また、人をまとめることや誰かの面倒を見ることが得意、という人もいるかもしれません。そして多くの場合、上記のような事柄を面接で自己PRとして言う。そういった就職活動をしている人も多いのではないでしょうか?もちろん、これらの事柄を自己PRで話すな、という話をしている訳ではありません。しかし、それらの話をする前にちょっとだけ立ち止まって欲しいのです。

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得意は、比較対象が変わると得意と言えなくなる可能性がある

…とその話をする前に、得意なことの話に少し戻ります。ちなみに皆さんが挙げた得意なことですが、なぜ、皆さんはそれらを得意と感じるのでしょうか?答えは実はシンプルで、今まで関わってきた人たちの中で、その事柄を評価してもらえることが多かったからではないでしょうか?例えば、サッカーが得意と思っている人は、今まで関わってきた人の中で、サッカーが上手いと評価されてきた、だから、得意と思うのではないでしょうか?

このように、人は比較対象がないとそれが良いのか悪いのかが分かりません。だから、得意と思っているということは、今までの人と比べてきて、その中で自分が評価されやすいものは何なのか、という視点で物事を考えているに他ならないのです。もっと言えば、サッカーが得意と言っている人が、レアルマドリードに入ったらどうなるでしょう?そういった中でも「サッカーが得意」と言い続けることが出来そうでしょうか?多くの人は難しいのではないかと思います。つまり、たとえ自分が得意と思っていることでも、比較対象が変われば変わるということを念頭に置いておく必要がある訳です。

自分のアピールしようとしていることは相手が求めていることなのか

さて、本題の就職活動の話に戻るのですが、冒頭の話をする前に、その得意なことを求めている会社なのか?また、仮に求めているとして、同じような魅力をアピールしてくる他の人と比較してどうか?ということを考えて欲しいのです。これらが“先方”にとってどう映るか、というところが非常に重要なところで、自分が得意かどうかというところは実はあまり関係のないところだったりします。つまり、自分が魅力的であるかどうかは自分が決めるのではなく、相手が決めるのですから。

この部分が分からずに、とりあえず数打ちゃ当たる的な就職活動をやっている学生さんを沢山見ます。それでは運に任せているのと同じです。相手が何を求めているか?これを本気で見極めていこうとする人が、いざ仕事をする際にも活躍できると思っています。ちなみにここでいう本気とは、自分一人の力だけでなく、色んな人の力を借りてでも、相手のことを知ろうとすること。自分だけが頑張ればいいという時期は就職活動前までです。是非、その辺りを頭の片隅に入れて、就活を進めていってください。

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キヨカワ

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