転職すべきかどうかのチェックポイント

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私の基本的なスタンスとして転職を安易に薦めることはありませんが、良くも悪くも次のステージに向かった方が本人にとっても、企業にとっても良い場合というのは存在します。どのような際にそのような決断をしたら良いか、今日はそんな話をしたいと思います。

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まず前提として話をしなくてはならないのが、人はもちろんのこと、企業組織そのものも変化するという点です。要するに、人は成長するし、企業組織も外部環境や内部環境に応じて変化せざるを得ません。このようにお互い変化をしていくわけですから、その変化ゆえに離れた方がお互いのためなのではないかということも大いにあり得るわけです。では、どのような際に次のステージにいくべきかを考える上でのチェックポイントを提示したいと思います。

1.頭を使わず、ルーティンワークで仕事が回っている

まず最初のポイントとしては、それほど頭を使わずともルーティンワークで仕事が回るようになっている状態になっていないかどうかです。これは本人の成長に会社の成長が追いついていない際に起こる現象で、本来であれば次のステップに進んでもらえるような仕事を提供しなくてはならないところに対して、会社自体が提供できていないために起こります。会社がそういった機会を提供できなり理由は様々ですが、売上が上がらず、上が詰まっている組織にはよく見られる傾向ではあります。

2.会社の求めている能力と自分の伸ばしたい能力にズレ

次のポイントは、自分の能力が会社において正当に評価されていないと、自分だけでなく第三者からも言われるようになっていないか、です。評価制度というものはどこまでいっても不満は残るものなので、本人だけ不満に思うというのは少々客観性に乏しいところではありますが、自分の評価を第三者から見ても低いというように評価される場合は、会社の求めている能力とご自身の活かしたい能力とにズレがある可能性があります。そのような状態で働いていても、ご自身の能力を正当に評価されず、役職的にも金銭的にも恵まれない状態を作ってしまう可能性があります。

3.自分の気持ちが会社から離れているかどうか

最後のポイントは、自分自身の気持ちが会社から離れてしまっているかどうかです。気持ちが離れていなければ、何か離れられない理由があるのだと思いますので、それを探ってみるのも一つのヒントになるかとは思います。気持ちが離れてしまっていると、もちろん、一時的にそのように思うことは誰しもあるかとは思いますが、上記いずれかの条件に加えて気持ちが離れると、その組織にいることの意味合いが失われてしまいます。

もちろん、これらの条件が揃っているからといってすぐ辞めようとするのではなく、信頼のおける人に相談をされたり、また、その先についてをしっかりと考えた上での結論を出すべきだとは思います。辞めるということは後ろめたい側面もあろうかと思いますが、冒頭で申し上げた通り、お互いにとって離れた方が良いということもあります。お互いがお互いのためになるような結論を出していくことが非常に大事なのではないかと思います。

p.s.
これらのチェックポイントはあくまでお互いにとって前向きに離れるという決断をする際のチェックポイントです。労働環境が苛酷で、とか、人間関係に悩んでいて等の転職すべきチェックポイントではないというところを最後に申し上げておきます。

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キヨカワ

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