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イエスは彼らを呼び寄せて言われた、「あなたがたの知っているとおり、異邦人の支配者と見られている人々は、その民を治め、また偉い人たちは、その民の上に権力をふるっている。しかし、あなたがたの間では、そうであってはならない。かえって、あなたがたの間で偉くなりたいと思う者は、仕える人となり、あなたがたの間でかしらになりたいと思う者は、すべての人の僕とならなねばならない。人の子がきたのも、仕えられるためではなく、仕えるためであり、また多くの人のあがないとして、自分の命を与えるためである。」

(マルコの福音書 第10章42~45節)

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相手に奉仕することから始まるリーダーシップ

“サーバント・リーダーシップ”という言葉を聞いたことがあるでしょうか?直訳すると「奴隷の指導者?」という、ちょっと「ギョッ」としてしまうものですが、実態は皆さんが想像するものとは少し違うかもしれません。“サーバント・リーダーシップ”とは、

リーダーである人は、「まず相手に奉仕し、その後相手を導くものである」という実践哲学

出典:日本サーバント・リーダーシップ協会

ということだそうです。一般的に想像しがちなリーダーは、自らが力を持ち、その力で皆を引っ張っていくようなものだと思いますが、上記の概念はある意味“逆”。「こうすれば良い」という答えがある程度明確な時代においては一人の力で皆を引っ張ることも出来たかもしれませんが、そういったものが非常に見えにくい時代において、“サーバント・リーダーシップ”という考え方は非常に大事なんじゃないかと思います。

One for Allはサーバント・リーダーシップと同義

また、“One for All, All for One”という言葉もどこかで聞いたことがあるのではないでしょうか?この言葉も実は“サーバント・リーダーシップ”とほぼ同義で、“一人は皆のために”な訳です。ただ、後半の“All for One”は、実は“皆は一人のために”ではなく、

“皆は一つのゴールのために” (元ラグビー日本代表監督平尾氏 談)

と訳すのが正しいそうです。カリスマ的に指導出来る人を求めるのは今の時代は難しい。だからこそこういったリーダーシップが求められる。そんな気がします。

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キヨカワ

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