面接官に質問例にある質問をすると…

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良い社員になりそうな求職者が面接でよく聞く7つの質問ということで、下記の質問が挙げられていました。

1. 「入社後3カ月以内にやってほしいと期待していることは何ですか?」
2. 「社員の実績をランク付けするとしたら、上位3人に共通している特徴は何ですか?」
3. 「この仕事では何が結果につながりますか?」
4. 「今年の御社の最優先目標は何ですか? またその目標に対して、この役職がどのように貢献できる(してほしい)と思っていますか?」
5. 「何パーセントの社員が、現在の社員の紹介で入社しましたか?」
6. 「空き時間に社員はどんなことをしていますか?」
7. 「もし…な場合はどのようにする予定ですか?」

(参照:良い社員になりそうな求職者が面接でよく聞く7つの質問

その質問する相手は誰なのか、ということを必ず考えるべき

面接において、最後に聞かれる「何か質問はありますか?」の時間が非常に重要という話を以前の記事でも再三して参りました。そういった中で、上記のような質問が良い、という意味合いで挙げられているものかと思いますが…流石にこれらはテクニック的な要素が強いので、使う人やタイミングを間違えると毒にもなり得るものになっています。特に、誰がこの質問を受けるのかという観点。CEOなのか、人事の方なのか、現場の責任者なのか。また、その企業規模はどうなのか。それによって質問すべきかどうかをまずは考えるべきです。

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小さな企業であれば、CEOは全てのことを認識するようにしているかと思いますが、従業員が概ね300人を超えてくれば、それは難しくなります。入社3ヶ月内に期待することは、入社後の上長になるであろう方に聞くのは正しいと思いますが、そうでなければ的外れでしょう。社員をランク付けして上位3位、というのも、誰の目線でどういう基準で3位なのかによっても変わるはずです。(これこそ答えの内容を気にしていないではないでしょうか)最優先目標というのは現場及びCEOがしっかりと語れるべきですが、それまでの文脈で「なぜあなたに話さなければならないのか?」と思われていたら終了です。何%の社員が紹介かは、何%以上は良い、悪いという基準はあるのでしょうか?(これも答えの内容を主観的に判断されそうですね)などなど、ある意味突っ込みどころ満載です。

やはり質問は事前準備が必要。準備と当日の面接官との会話を踏まえて自然に。

また、上記の質問に共通して気になるのは、どこか上から目線な質問のような印象に捉えられかねないものが多いと感じます。もちろん、求職者と企業は対等、とは思いますが、採否を決めるのはあくまで企業側。変に上から目線と捉えられるのも心外でしょう。質問というのは、相手が考えていることと自分の考えていることのすり合わせを行う行為です。それまで面接官からどんな質問をされ、それにどう答え、そういったやり取り+事前にその企業について調べたことをトータルで考え、自然と出てくる質問をする、というのが遠回りであり王道な方法かと思います。

p.s.
誤解のないように申し上げておきますが、これらが絶対にダメという話ではありません。きちんと質問をする人とタイミング、そしてそれまでの話の文脈を踏まえて質問しましょう、というものです。

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キヨカワ

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