今の若者の人生観の特徴

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変化の激しい現代社会において、どんなキャリアパスを描き、仕事をしていくか。そんなことを高橋俊介さんとリクルートで研究を進めているそうで、下記はその内容の一部を抜粋したものとなります。そこでは様々なタイプが挙げられていましたが、特に在学中の専門分野で就職しない方が陥り易いタイプを紹介したいと思います。それは、若年時功利的人生観キャリア。この特徴はこちら。

■若年時功利的人生観キャリア

・テクニック就活で功利的な人生観、就活を頑張ることに前向きではない、就活を勝ちたいという上昇志向はない
・ありのままの自分指向、堅実で現実的タイプ、若年時から功利的人生観で仕事にはまらない
・ある意味最初から人生を守り、損害回避指向が強い
・仕事のおもしろさにまだ気付いていないだけかもしれない
・使用価値としての報酬の重要性、早期引退の夢
・この層は新しいタイプであり、その先行きは予見しにくい、就職時から悲観的だが能動で固定的な人生観
・キャリア自律も功利的に活用する可能性があるが、健全な仕事観を形成するキャリア自律の働きかけや強い社会化作用でゆがみを抜け出す支援をする必要がある

(出典:高橋俊介人事組織ライブ)

損害回避志向が強く、早期引退を目指す若者たちが多い

いかに功利的(効率的)に人生を歩み、仕事は生活にするために仕方なくするタイプで、特別お金持ちになりたいわけではないけれども、少しでも早く引退したいので、少しでも多くのお金を稼いでおきたい(笑)そして世の中にありのままの自分を受け入れて欲しい、そんな仕事観を持っている人ですね。結構多いんじゃないかと思います、このタイプは。このタイプが増える理由は、今の日本の状況を見ていれば、至極自然な気がします。

“答え”をどれだけたくさん覚えるかがポイントの日本の教育制度ですから、その“答え”をいかに効率的に覚えてきたことによって評価された人はこのように思うでしょう。ところが社会に出ると“答え”と言えるようなものがほとんどないことに気付き、仕事において中々成果が出せないことにまず苦しみます。そういった状況を受け、尚更早期引退を目指す訳です(苦笑)この状況にいるのは本当に辛いです。

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引用の最後にもあるように、誰かしから支援を受けるようにした方が良いですね。このタイプは自分で何でも出来ると思っているタイプでもあるので、そもそもそこも間違いだとこのタイミングで気付く必要があります。人は一人で生きている訳ではありません。周囲から生かされている、ということをここで腹落ちさせる必要があると感じます。

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キヨカワ

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