面接で「一日の仕事の流れ」を聞いてはいけない理由

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「一日の仕事の流れを教えて下さい」。面接をしていてこの質問をされることは本当に多いですね。社会に出て働いたことがない学生さんが聞くならばまだしも、社会に一度出ている転職希望者でさえも同じ質問をされるケースは非常に多いです。何の変哲もない質問のように思えますが…気をつけてください。この質問、もし私が面接官だったらマイナスポイントを付ける可能性が高いです。そんな話を今日はしたいと思います。

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一日の流れを聞かれると、後ろ向きな理由があるように感じる

どういうことかと言うと、たった一日の仕事の流れを聞いたところで、「そんな一日はほとんどない」し、そもそも、「○時から営業に行って、○時に帰ってきて、○時から会議があって…」という非常に抽象的で何かを判断するにはあまりにお粗末な内容にしかなりません。それを聞いてどうするのか?と思うわけです。

そういった質問する人に詳しく聞いてみたのですが、出てきたのが「イメージしたい」という答えが返ってきました。正確に言えば、「自分の想像の範囲内にあるものなのかどうかを確認したい」ということなのだろうとも思います。もしそこに自分が想像する範囲を越えてくるような嫌なことがあったら入社するのは嫌だなとか、範囲内にあることで安心したいなとか、どちらかと言えば“後ろ向き”な理由で出てくる質問のような印象がどうしても拭えません。

これからは柔軟性や臨機応変さが求められる時代。だからこそ本番で聞くな。

これからの時代、どの企業も安泰ではないし、どんなことが起こるか分かりません。そんな中で、いつも同じ仕事を同じようにしていくことができるかというと、極めて難しい時代になってきていると思っています。柔軟性というか、臨機応変さが非常に求められる時代になってきていると思うのです。そんな中で、自分の想像の範囲内で安心したい、というマインドそのものに対して「大丈夫だろうか」というような疑惑をかけざるを得なくなるわけですね。

もちろん、人間が一番恐怖を覚えるものは自分にとって未知のものですから、不安に思う気持ちも非常によく分かります。以前の記事でも上げておりますが、そういったマイナスの要因を含む質問は、本番の面接以外の場所で解消すべきことなのだと思います。面接官に変に勘ぐられるような要素をわざわざ自分から提供する必要はないのではないかと思いますよ。

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キヨカワ

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