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<決断とは「他の可能性を切り捨てる」こと>
決断することが感嘆で効果的なら、ナイキのコマーシャルのように「Just Do It」、とにかくやってみようとする人が少ないのはなぜか。それは、「決断する」ことの真の意味を知らない人がほとんどだからだ。長い間「決断」という言葉を拡大解釈してきたため、「できればいいと思う」というレベルまで、決断の意味が薄まってしまったのだ。

「できれば禁煙したい」などと、すでに逃げ場を用意したような言い方は、真の意味での「決断」ではない。英語の「decision」(決断する)は、ラテン語の「~から」を意味する「de」と、「切断する」を意味する「caedere」からできた言葉で、「他の可能性を切り捨てる」という意味なのだ。だから、「決断する」とは、「目標を達成することに全力を注ぎ、それ以外の可能性はすべて切り捨てること」を意味する。

(参照:アンソニー・ロビンズの一瞬で「自分の夢」を実現する法p44-45)

弱者だと思うからこそ、決断し、選択と集中をする必要がある

私の好きな一節です。多くの日本人は、「可能性を広げる」ということは積極的にしている印象があるのですが、その逆である、「他の可能性を断って、一つに決める」ということに苦手意識を持っている方が多いように思えます。そもそも日本という国は非常に珍しい国で、普通の大学卒の人間がパイロットになれたりと、それまで何を学んできたかということに関係なく自由な職業に就けるという文化があります。このことからも分かるように、日本において大学に行くのは、潰しが利く状態にしていることに他ならないでしょう。

可能性を残しておく、ということ自体が悪いわけではありません。ただ、それによって力が分散し、一つに絞れていれば結果が出るものが、出ない状況を作っているとも言い換えることができると思います。決断とは、選択と集中です。言い方を変えれば、弱者の戦略でもあります。自分自身が強者(能力が高い)ならば、決断という弱者の戦略を取らずとも済むかもしれません。弱者と思うならば…もう言うまでもありませんね。「Just Do It」です。

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キヨカワ

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