【株】テクニカル分析は本当に無意味か

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今日は年末なので(!?)少し趣向を変えた記事を(笑)今日は金融リテラシーについて最近思うことを書いていきます。これからの時代を生き抜いていくには金融リテラシーが必須ということも言われていますし、キャリア構築の上でも全く関係ない話ではないと思います(こじつけ)。

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テクニカル分析は無意味だと思っていた

みなさんは“テクニカル分析”という言葉を聞いたことはあるでしょうか。そう、株とかそういったものをチャート化して、ロウソク足とかを見ていくアレです。ここでテクニカル分析について詳しいことを話すつもりはないのですが、個人的にこのテクニカル分析というものに対して無意味、というのは言い過ぎかもしれませんが、“本質的ではない印象”を持っていました。「チャートを見てその株の一体何が分かると言うのか」と思っていたわけです。

この“テクニカル分析”というものの対義語として“ファンダメンタル分析”というものがあります。これは何かと言うと、その株価にとって本質的に評価される価格を割り出し、それよりも安いのか高いのかで売買を決めていくという考え方です。こちらの方がより本質的な印象があって、株をやるにしてもこちらを押さえる必要はあるなと思っていました。ところが、この“ファンダメンタル分析”、難しいんですよね。例に漏れず中途半端な状態になっていることは正直否めません(苦笑)。

テクニカル分析は“トレンド”という本質を掴むためのテクニック

そんな“ファンダメンタル分析”を途中で半ば挫折してしまった私ではありますが、最近“テクニカル分析”の中にある“本質的な側面”に今さらながら気付きました。それを端的に言うと、“慣性の法則”です。要するに、クルマは急に止まれないというやつですね。株価の慣性の法則を“トレンド”と言いますが、その“トレンド”をいかに掴むためにテクニカルな手法をいくつも用意されていると考えれば良いかもしれません。“トレンド”という何の変哲もない、ともすれば見逃しがちな言葉が実は非常に重要だったことに気付いたのです。

具体的な話をしましょう。「安く買って高く売る」これは素人だろうと玄人だろうと当たり前のことだろうかと思いますが、その株価が安いのか、高いのかということを素人は“直近の株価と比較して”というようにやっているように思えます。つまり、それまで1株1,000円だったものが900円になれば買う、そんな感じです。もちろん、それは“ファンダメンタル分析”の結果、900円が割安ということが算出された上でならば良いのかもしれないですが、素人はそこまで考えずに買ってしまうわけです。これが素人が株に負ける理由かと思います。

一方で“ファンダメンタル分析”はもとより、“テクニカル分析”において“トレンド”をしっかり把握しながら株価を見れば、900円が果たして買いなのかということは、その株価だけを見て判断することは絶対にないわけです。1,000円から900円に落ちたのは、どういう事情からなのか、またその“トレンド”はどのようになっているのかをしっかりと認識した上で判断していく必要があるのだと思います。

慣性の法則のような基本的かつ本質的なことを軽視しない

このように、言っていることは非常に当たり前だとは思いますし、このようにやれば必ず儲かるというものでもありません。ただ、この事実を知らずして株に手を出すことは、ギャンブル以外の何者でもないとは感じるわけです。そう、株というのはギャンブルではなく、しっかりと事前知識を身につけた上で臨めば、きちんとリターンを得られる手法であると思うのです。

慣性の法則というのは、小学校か中学校で習う世の中の至る所で見られる法則です。このような基本的かつ本質的なことを軽視せず、しっかりと認識した上で世の中に対峙する必要が益々あるのではないかなと思います。

p.s.
ちなみに、サラリーマンが投資するならFXより株をオススメします。その理由が株は分離課税でFXが総合課税であるということ。つまり、株は特別徴収で利益の20%しか取られませんが、FXは総合課税なのでご自身の給与にプラスされて所得税やら住民税やらが計算されます(特にこの住民税が非常に厄介です)。もっと言えば、幼稚園の補助等も受けられなくなるなど(収入制限で)の弊害も起こってきますので、サラリーマンの方は特にご注意を。

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キヨカワ

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