朝、時間通りに出社することは当たり前なのか

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今朝の東京は雪で大変でしたね。私も今日はお客様先に朝から向かう必要があり、ただでさえ混んでいる時間帯の電車にこの雪ということで…カオスでした(苦笑)みなさんは無事出社することはできましたか?そもそも時間通り出社しましたか?(笑)

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全ての人が時間通り出社しなくてはならなかったのか

そのようなカオスな状況を見ていて、一体そこにいた人のどの位の人が「本当に“その時間”に移動しなくてはならない人だったのか」という疑念に駆られます。もちろん、こんな日でも社会は動いているわけで、出社しなくてはならない人がいたことは事実でしょう。一方で、その時間に出社すべきだけれども、必ずしもその時間に出社する必要があったという方も一定数いたに違いありません。

本来であれば、一人ひとりが「“その時間”に出社すべきかどうか」ということを各自で判断し、出社しないという選択肢を持って然るべきではあると思うのですが、日本の会社勤めされている方は信頼がないのか、そのような各自の判断で出社しないという選択肢を奪われている印象がありますし、もしくは思考停止して、とりあえずいつも通りの時間に出社しようとする人が多いように思えます。

“自主性”や“ダイバーシティ”はまだまだ前途多難

今、新卒採用でどの企業も欲しがる人材として、言葉は違えど「自主性」というようなキーワードを掲げる企業が非常に多くあります。これから益々不安定な世の中になるに当たり、自らの力で判断し、切り開いていく力が必要というようなニュアンスが強いように思えますが、朝のこのような状況になった際にさえ自主性を与えていないのですから、そういった企業が本当に自主性が発揮できる企業であるかどうかというと、疑問を持たざるを得ません。

また、昨今よく聞くキーワードである“ダイバーシティ”。同じ時間に必ず出社するという“フルタイムで働く”という概念があまりに染みこんでいるのだと思いますが、時間をずらして出社するという概念がまだまだ“特別”なのでしょう。もちろん、一部の企業で“ダイバーシティ”というものが受け入れられはじめていることは分かりますが、本当の意味で受け入れられるのは、そういったことが“普通”な状態になることであり、“特別扱い”されないことなのではないかと思います。その意味合いで言うのであれば、まだまだ前途多難であることは言うまでもありません。

“神は細部に宿る”。そこを議論できない企業の未来は…

“神は細部に宿る”と言いますが、正にこのようなところがしっかりできる企業こそ、本当の意味で“自主性”を持つ方を採用できると思いますし、“ダイバーシティ”を本気で受け入れようとする気概が見えます。逆に言えば、そういったことができない中で、本当にそれを望んでいるのかが疑問な企業もたくさんあります。

そのような日々が当たり前に続くと、それが当たり前になり、思考が停止することもよくあること。これからの時代において、思考停止してしまうことが何よりも危険です。もちろん、だからといっていきなり「今日は出社しません」と言い切ってしまうことも違うとは思いますが、今回の雪を契機に話し合いの場を持つということは考えていいかもしれません。そういった際に面倒くさいと思われるようであれば、その企業にいることによる未来を疑うことも視野に入れる必要があるかもしれません。

P.S.
私もお客さんとの関係だけであれば行きたくなかったですね。。。お客さんのお客さんが来るとなると中々…言い訳です、ハイ(苦笑)

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キヨカワ

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