自己分析で“強み”を見出した時の落とし穴
この顔に見覚えはありますでしょうか?そう、「ちびまる子ちゃん 」の山田くんです。「山田!」と呼び捨てにされている彼ですが、どんなキャラクターだったか覚えていますか?彼は、いっつもヘラヘラしていて、「こんな時にヘラヘラするな!」という時にもヘラヘラしています。いわゆる、空気が読めない感じですね。
ですが、逆もまた然りで、普通の人が凹んでしまうような出来事があっても、ヘラヘラ出来るキャラクターであったりもします。そう、彼を悪く言えば、“空気を読めない”のですが、良く言えば、“ポジティブ”というようにも言えるのです。
強みは状況と合わせてはじめて強みになる
自己分析をして自分自身の強みを見出そうとする時、あたかもそれが“絶対的なもの”であるように捉えがちですが、このように、同じ“人”の同じ“特徴”に着目しても、その“特徴”を発揮する状況によって、それが“強み”として捉えられたり、“迷惑”に捉えられたりするのです。
もっと言えば、自分自身が強みと思っていたことを周りの人全てが持っていたら、それは強みでもなんでもないですし、逆に強みだと思っていないことでも、少し自分ができるだけで強みに転じたりします。分かり易い例としては、日本人の中にいる限りは「日本語が話せる」ということは強みになりえませんが、日本人がいない場所で「日本語が話せる」ということは大いに強みになりえるわけです。なので、“強み”というのは、“自分自身の特徴”を“その特徴を発揮すべき状況”で発揮して初めて“強み”になるということが言えます。
強みを発揮できる状況を作り出せそうな企業を探す
これから自己分析をして自分自身の“強み”について考えることが多いと思うのですが、必ずセットで考えなければならないのが、この“状況”です。なので、自己分析する際は、「“強み”を発揮してきた状況にはどんな“条件”が入っていなくてはならなかったか?」また、「そういった“条件”を満たせそうな企業はどこか?」この視点、個人的には凄く大事な視点だと思っています。
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