新卒で転職を考えるその前に
新卒の皆さまは入社して半年が経ちましたね。「右も左も分からないという状況だったものが、少し仕事に慣れてきた」という状況かと思います。が、まだまだ一人前とは思われていないのが事実ではないでしょうか。ただ、そんな彼らにももちろん、プライドというものがあるでしょう。そして時として、これが自身の成長を妨げている何よりの要因になっていたりします。今日はそんな話をしたいと思います。
お客さんのニーズに応えるという当たり前が…
「何か仕事をする時、一番大事なのはなんでしょうか?」この質問に、あなたならどう答えますか?
ち
ょ
っ
と
考
え
て
み
て
下
さ
い
。
さて、いかがでしょうか?ここはそんなに答えがブレるところではないと思いますが、その答えは、「その仕事を依頼してきた人が満足する仕事をすること」だと思います。ここにあまり異論反論はないと思いますが、意外とここを本当の意味で意識して出来ている人はいません。なぜなら、自分の考えうる範囲の中でそのお客様を満足させようという意識はあるものの、お客様のニーズを真摯に聞いた上で、そのニーズを満たす上での最善の方法を、自分のやり方にこだわらず実践できるかという所までの意識がないことが多いからです。職務経歴を積んでいる社員が前者を取るのであればまだしも、そういった職務経歴がない新卒が前者を取ってしまうことほど、危険なものはありません。
職務経験が少ないと、お客さんのニーズを勝手に解釈している可能性が
新卒が前者のやり方を取ると、基本的に質問が、自分たちの不明点だけになります。お客様が本当に求めているものが何で、それを満たすにはどうしたら良いか、というような基本的な部分を自分たちで勝手に解釈し、確認するという作業を省略しているケースが多くみられます。結果、それがたまたま合っていれば良いかもしれませんが、多くの場合、それは外れているのです(残念ながら)。そこに気付けない新卒は、そこに気付いた新卒よりも多く悩むことになります。いや、悩む、ということで済むのであれば良いのですが、そこから悪循環に陥り、最終的に辞めるという決断を早い段階でしてしまう結果になってしまうかもしれないのです。
出来ないことを知ることが、成長に繋がる
プライドを持って仕事をすることは大事です。が、“自分のやり方が正しい”というようなことだけを証明するためのくだらないプライドは早い段階で捨てることです!“出来ない”を知ることは、学習のプロセスの第一歩。守・破・離という言葉が示す通り、始めは先輩に何でも聞いてみる、ということが大事だと思います。
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