リスクを事前に想定しておくことの重要性
本日から1週間、カンボジアに行って参ります(この記事が上がるときには飛行機の上デス)。高校生、大学生を対象としたスタディ・ツアーのコーディネーターとして行くのですが、日本ではないということもあり、あらかじめ決まっていたと思っていたことがその通りにならなかったりすることもしばしば。そんな際にはイレギュラー対応をせざるを得ないのですが、いかにそれらのイレギュラーを事前に想定し、その場であたふたしないかが求められたりします。
予定通り、約束通りに行かない可能性も考えておく
「約束は守るのが当たり前。それがビジネスならばなおさら。」という感覚を持っている日本人は非常に多いように思います。一見、この“当たり前”と思えるような概念が崩れる可能性も想定しなくてはならないのが、“海外におけるビジネス”のようにも思います。その約束が守られないことは、コミュニケーション上の齟齬ということも当然ありえますし、「忘れてたよ、ははは」なんていうこともたまーに(笑)。それでもプログラムを回さなければならないわけですから、どのようなリスクが起こり得るかということはある程度事前に想定していく必要があります。
コーディネーターとしては上記のようなスタンスで臨んでいるわけですが、高校生や大学生にそのようなリスクがあることを伝えると、「それじゃあ困ります」というような声もちらほら。もちろん、リスクが表面化しないように努めることがコーディネーターとしての務めではあるものの、100%の保証はできないことと、むしろ海外で何かしようとするという際には、そのようなことを想定しなくてはならないということを参加者の皆さんにも体感して欲しいところではあります(何度も申し上げますが、コーディネーターとしてはそのようなことが起こらない様に努力は致します)。
リスクを事前に想定することはキャリアを考える上でも大事
この、“リスクを事前に想定する”という考え方は、これからのキャリアを考えていく上でも非常に重要な考え方の一つだと思っています。終身雇用という概念が崩れている現代、これからどんな変化が起きていくのか。それらの変化を先読みして、いかに自分自身のキャリアに対するリスクに向き合っていくべきか、という意味においてです。これらのリスクを想定しない方が、「こんなはずじゃなかった」と言う可能性があり、それは一重に“ご自身のリスクに対する認識不足”としか言いようがありません。
日本のビジネス環境は、これから間違いなく厳しいものになっていくと想定されます。もちろんそれは“想定”なので、必ずしもそのようになるとは限りません。そうならなかったらそうならなかったで「ラッキー」ではありますが、そうなった際にどのように対処すべきかということは“事前に想定”しておくべきことではないかと思うわけです。そのような意味で、海外に出てみるというのは一つその練習にもなり得るかもしれません。自分自身が“想定しないような”問題が色々と起きてくる可能性がありますから。
海外に出てみることは様々な示唆を本当にたくさん与えてくれます。
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