面接は第一印象で決まる?

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「面接は開始○秒で決まる!」というようなことを聞いたことはあるでしょうか?開始○秒ということはほとんど第一印象で決めているようなものです。「第一印象だけで決めるなんて!」というような声が聞こえてきそうですが、実はこの話を完全に否定することは実はできません。むしろ、半分は事実だろうなとも思います。そんな話を今日はしようと思います。

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直感のメカニズムはどうなっているか

みなさんは「直感」を信じますか?もし信じない、という方がいらっしゃるようであれば、恐らくそれは「直感」というもののメカニズムをあまり理解されていないので信じない、もしくは、知っていた上で自分を信じない(笑)といういずれかなのだと思います。「直感」のメカニズムがどうなっているかというと、“あなたがこれまで見聞きしてきた経験を元に脳が瞬間的に判断するというメカニズム”になっています。…?という方もいらっしゃるかと思いますので、具体的な例でお話しましょう。

例えば、あなたは何かスポーツをやってきた経験はあるでしょうか?例えば、テニスをやったことがあるとしましょう。これからある人とテニスの試合をしようとして、何度か相手と打ち合う機会があろうかと思います。その瞬間に、「この人上手いな/下手だな」の判断が付いてしまったりしないでしょうか?それは、ラケットの持ち方から始まり、ラケットの振り方、走り方、もっと言えば、その人の表情等々、別にその人の上手さを推し量ろうとするまでもなく、相手の力量が何となく分かってしまう、そんな経験はないでしょうか。もちろん、事前のそのような予想というものは絶対に当たるものではないと思います。ただ、その経験をたくさんしていけばいくほど、その精度は上がっていく…ということは想像しやすいですよね。実は同じ現象が面接官の中でも起こっているわけです。

どこまでいっても面接官も人間。だからこそ第一印象が大事。

ご存知の通り、面接官は1日に何人も面接をしますし、多い面接官では1年間で1,000人以上の方と面接をします。そういった中で、しようと思っていなくとも面接の相手を「こんな方ではないかな」と想像してしまうのです(そして、その相手がそういった相手であることを確認するかのような質問をする…というのが多くの面接官が行ってしまいがちな誤りではあるのですが。きちんと経験のある面接官であれば、そういった傾向がきちんとあると認識しているので、そうならないような質問をきちんと用意しているはずです)。とはいえ、面接をするのはどこまでいっても“人間”ですから、完全に直感的な側面を排除して判断するということは非常に難しいことではあります。そういったことを前提に考えると、第一印象が悪いということは極力避けるようにしなくてはならないわけです。

また、第一印象というものは、面接官と会う、というところの第一印象だけでは実はありません。面接の会場に通してくれる受付の方だったり、その企業でお会いする方全てが判断する材料になっている可能性があるということは見逃せません。コートを会社に入る前に脱いでおくとか、逆に、会社を出る前にコートを着てしまったり、一緒に面接を受けた方とおしゃべりしながら会社を出るなど、見る人が見ると印象が良くない、というようなことは極力避ける必要があります。“神は細部に宿る”ではないですが、細かいところではありますが、万全を期すのはこのようなところを徹底することが実は非常に大事だったりするのです。

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キヨカワ

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