海外で働くのに本当に英語は必須なのか?
「日本では当たり前だった『あうんの呼吸』が通じない。自分の中途半端な英語で、従業員と成長課題などを話さないといけない。コミュニケーションに一番苦労しました」と、土屋。たとえば、改善すべきポイントをリストアップして店長に示す。日本ならそれで通じるのに、香港では、「この人は悪いところしか言わない」と逆に店長やスタッフからフィードバックされてしまう始末。まずはポジティブな評価から口にする必要性を土屋は学んだ。そして、一緒に仕事をする仲間として信頼関係を結ぶ必要があった。
海外における日本の小売業と飲食業のニーズは非常に高い
ユニクロと日産自動車の若手社員がグローバルに活躍する記事があがっていました。今回は特にユニクロの方をピックアップしたいと思います。長期的にキャリアを構築していくという上で、今回のユニクロの方は一つのグローバルにキャリアを構築するロールモデルになりえると思っているからです。
皆さんは世の中が“需要”と“供給”で成り立っていることはご存知かと思います。今、グローバルという視点で物事を考えたときに、“需要”と“供給”のバランスが崩れている部分が正に、日本の小売業や飲食業になります。特にアジアでは日本の小売業と飲食業の出店ラッシュです。そういった出店ラッシュを支えることのできる人材が圧倒的に足りない、というのが今の世界の“需要”なのです。
英語が喋れなくてはダメ、ではまったくない
ところが、現在において、そういった需要を埋めるだけの供給の目処はまったく立っていません。なぜか。いくつか理由があると思いますが、私が個人的に感じているのは大きく2つ。1.英語ができないとダメだと思っている。2.英語ができれば良いと思っている。両方とも英語がキーワードになっているのですが、海外で活躍している方にお聞きした時に、英語はそこまで関係ないという答えが一様に返ってきます。私も経験がありますが、英語と言うのは数ヶ月で少なからず何とかなるものです。
それよりも大事なのが、その場所で絶対に成功してやろうという気持ち。この気持ちがないと、英語ができようとできなかろうと結局は失敗する、という話です。最終的に根性論のような話になっていますが、現地で活躍されている方々に共通する部分が正にそういった部分に他なりません。逆に言えば、英語が喋れなくても、絶対に成功してやろうという気持ちと、その気持ちを行動に移し続けられることができればグローバルでキャリアを築く道はいくらでもあろうと感じます。
この道は最初は非常に険しいものではあります。ただ、間違いなく明るい未来に繋がっていると、強く感じる道です。
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