こんなマネージャーは失格だ①

公開日: : 最終更新日:2016/04/19 3.マネジメント人材になるために

Pocket

昨日は新入社員を受け入れるに当たっての心構え的な話をしましたが、この機に改めて、既存メンバーに対してのマネジメントについても考えてみるのも良い機会になろうかと思います。昨日の“はじめが肝心”というポイントはとうに過ぎている既存メンバーかとは思いますが、彼ら彼女らとどの程度“信頼関係”が築けているでしょうか。本日はその辺りの話をしていこうと思います。

d4b826871a8d82d2e2396ede8534cbba_s

慣れないうちは仕事と人のマネジメントを分けて考える

マネジメントと一口に言っても、大きく分けて2つの意味合いがマネジメントにはあると思っています。1つは仕事そのものをマネジメントをする側面で、もう1つが人をマネジメントする側面です。プロジェクトマネジメントやタスクマネジメントという言葉がありますが、どちらかと言うと前者の意味合いが強い印象があります。もちろん、それらを語る上で“人”という側面は切っても切り離せないのでひとまとめになっているケースが多いように思えますが、マネジメントに慣れないうちはそれぞれを多少なりとも切り離して考えていく必要があるように思えます。

さて、そのような“マネジメント”の中で本日は“人”に関するマネジメントにフォーカスしたいのですが、その肝となるポイントは言うまでもなく“信頼関係”です。この信頼関係がどの程度構築できているかによって、そのチームの成否が問われると言っても過言ではないでしょう。ただ、その“信頼関係の構築”が重要であることはさることながら、まずは“現状認識”をすることから始めていく必要があろうかと思います。

信頼関係がどの程度構築できているかの現状認識

その現状認識を進める上で、まずは下記の質問にお答えください。

1.会社から求められる目標を達成できるチームである □YES □NO
2.チームメンバー一人ひとりと信頼関係が築けている □YES □NO
3.チームメンバー一人ひとりとのコミュニケーションは十分取れている □YES □NO

いかがでしょうか。非常に簡易な質問ではありますが、この質問によってある程度“信頼関係”に関する現状認識ができるようになります。上記の答えに対して全て「YES」という答えが返ってくるのであれば、“信頼関係”という側面においてはさほど問題がないかもしれません。あとは、その答えに信憑性を持たせるためにチームメンバーに同じ質問をしてみると良いでしょう。問題となるのは上記いずれかに「NO」が付いた場合となります。

コミュニケーションが取れないマネージャーは存在価値なし

まず、1に「NO」が付いた場合。問題になると申し上げておきながら何ですが、この設問単独では実は判断ができないところではあります。チームメンバー間で信頼関係がしっかりあったとしても、会社から無理難題を突きつけられている可能性も当然あるためです。また、3が「NO」で2が「YES」にはなり得ません。コミュニケーションが十分取れていない現状がありながら、信頼関係が築けているというように感じるのは、多くの場合“勘違い”であると思います。コミュニケーションを取り続けることこそ“信頼関係”を維持し発展させれる最も大きなポイントであり、そのポイントを外して信頼関係が築けているとしたら、何か特殊な事情があるに違いありません。

そして、その3が「NO」にもかかわらず、1で「YES」と答えられている場合、それはあなた自身がマネジメントせずとも結果が出せてしまうチームだということです。厳しい言い方をすれば、あなた自身がマネージャーをしている意味はないと思っていただいた方が良いでしょう。詰まるところ、マネージャーがマネージャーとしての役割をきちんと果たせているかどうかというのは、上記の3に「YES」が付くかどうか。たとえ1、2に「YES」が付いていても、3が「NO」ならマネージャー失格というわけです。

少し長くなってきたので本日はここまで。明日、コミュニケーションが取れていない代表的な症状を紹介すると共に、具体的な対策について記載していこうと思います。

スポンサーリンク


関連記事

褒めて育てることは良い事か

“子供が良いことをしたときに「えらいね、すごいね」と褒めるのではなくて、「○○してくれてありがとうね

記事を読む

朝令暮改が行き当たりばったりにならないために

“朝令暮改”という言葉があることは皆さんご存知のことと思います。朝言ったことが夕方には覆る、そのよう

記事を読む

凡ミスが多いことへの対策&ヒント

最近、仕事上でミスをしてしまいました…クライアントには大変ご迷惑をお掛けしてしまい、本当に申し訳ない

記事を読む

自分のやり方にこだわる危険性

○Works No.105 早稲田の監督就任1年目のことだった。10番というチームの司令塔とな

記事を読む

ドローン型新入社員を受け入れるに当たり

早いもので4月も折り返しましたね。新入社員の皆さんもマナー研修などの初期研修を終え、場合によっては今

記事を読む

新規プロジェクトの進め方で外してはならないこと

“複数の人を巻き込んで1つのプロジェクトを成功させる。”企業においてルーティンで行われていることも含

記事を読む

ベアーズ執行役員のエントリーに思うこと

家事代行サービスのベアーズの執行役員の方が実名で書かれた“女性に読んでほしくない女性のマネジメントに

記事を読む

待てないことで失っているもの

ビジネスにおいて“時間を有効活用する”ということが重要であることは言うまでもないでしょう。ただ、“時

記事を読む

会社へのロイヤリティ(忠誠心)を高めるためには

出典:ヘイズ・ジャパン ヘイズ・ジャパンが職場へのロイヤリティ(忠誠心)調査というものの結果を

記事を読む

社会人は学生よりも責任が重い??

「社会人と学生の違いは“責任”の大きさだと思います。」こんな話を学生さんからよく聞きます。一見当たり

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


  • profile1

    運営者:きよ

    本業:フリーの人事コンサルタント

    学生と社会人の座談会や、学生をアジアへスタディツアーで連れて行っています。

    東京在住。妻と娘2人の4人家族。

PAGE TOP ↑