全国大会で優勝する一つの方法

公開日: : 最終更新日:2015/12/23 2.組織人として生きるために, 3.マネジメント人材になるために


最近では甲子園常連校となった沖縄の興南高校。今でこそ有名校ではありますが、恐らくこの高校を一躍有名にしたのが2010年に果たした甲子園優勝(沖縄勢初)、しかも春夏連覇というものでしょう。この高校の実力の裏側に、こんなエピソードがあったことはあまり知られていないかもしれないので、今日はそれを共有します:

興南高校には強豪らしからぬ事情がある。同校は全国制覇するようなチームとしては珍しく、野球に秀でた中学生を対象にしたセレクションと呼ばれる試験や、スカウト活動は一切していない。野球の技術の高さを理由にした特待生も認めていない。

興南の生徒なら誰でも野球部に入部できるし、一度入部した生徒を我喜屋監督は簡単に退部させない。結果的に3学年で130人を超える大所帯だ。部員が多いと1人当たりの練習機会はどうしても減ってしまう。それでも、1学年の部員数を制限したり、大量に入部させて見込みのある生徒以外は退部に追い込んだりする策は取らない。

それは、「野球をやりたいと思う生徒を放り出すことはできない」という前提に立って、最善を尽くすのが高校野球だと思っているからだ。企業にも雇用に対する責任があるように、高校野球にも生徒の意思を尊重する責任があると考える。

(日経ビジネス2010.6.14号p79)

0fdedccf17b46d5a7ceae897cbac3316_s

一体感を作り出して全国優勝につなげた

上記の記事だけではなく、他のメディアも含めて彼らから感じるのは一体感です。実は、彼らが春に全国制覇をした時、その時のレギュラーがその一体感を乱すような行為をしたそうです。その行為とは…“後輩をパシリに使う”“掃除をしない”“遅刻をする”なんていう、他の学校ではごくごく普通にありそうなこと。それを見た我喜屋監督は、全国制覇のレギュラー含め、試合に出さないという処分を下したそう。恐らく、全国4,000校ある野球部の中で、結果が出ていながらそういった処分を下せているのはそう多くないと思います。しかも、そういった学校が全国で優勝する、しかも、マイナーなスポーツではなく、野球といった最激戦スポーツにおいて、です。

上記のような状況を知ってからというもの、すっかり興南高校のファンとなり、彼らに本当に勝って欲しいと本気で思うようになりました。そしてその夏の連覇という偉業を達成されたわけです。そういったチームこそ勝ち上がれる、また、そういった企業こそ勝ち上がれる、そう思わされたことと記憶しています。

スポンサーリンク


関連記事

一人で生きていける=自立は勘違い

“DIALOG IN THE DARK”というものをご存知でしょうか?こちらは原宿にある、あ

記事を読む

褒めて育てることは良い事か

“子供が良いことをしたときに「えらいね、すごいね」と褒めるのではなくて、「○○してくれてありがとうね

記事を読む

デーブ氏の「違和感がある」報道に対して

「サンデージャポン(TBS)」でデーブ・スペクター氏がSMAPの解散騒動に対して、報じているのは週刊

記事を読む

プレイングマネージャーってどうなの?

マネジメントをしながらも、一プレイヤーとしても活躍を求められる。いわゆるプレイングマネージャーという

記事を読む

職場のお局さんはうざいか

業務の本質とはそこまで関係のないような必要以上に細かい指摘をしてきたり、関係のない嫌味を言ってきたり

記事を読む

何かに挑戦(チャレンジ)させる上での注意点

このようなシーン、よく戦争映画で見ませんか?ちょっと冷静に考えてもらいたいのですが、本当の戦

記事を読む

人に頼らない人生は楽しいか

「アニメの「ドラえもん」の主人公は誰?」と聞かれて、あなたは何と答えますか?「ドラえもん」と答える人

記事を読む

企業選びの軸が“働く社員”の方へ

「私は“何をするか”より“誰と働くか”ということを重視しておりまして、特に業種等は絞っておりません。

記事を読む

ドローン型新入社員を受け入れるに当たり

早いもので4月も折り返しましたね。新入社員の皆さんもマナー研修などの初期研修を終え、場合によっては今

記事を読む

専業主婦の妥当な年収の記事を受け

最近、マイナビウーマンで「専業主婦の妥当な年収はいくらか」というアンケートで、女性が200万と答えた

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


  • profile1

    運営者:きよきよ

    ドラクエ・FF好きで、ドラクエ10とFFRKは現在進行形でプレイ中。本業はフリーの人事コンサルタント。

    学生と社会人の座談会や、学生をアジアへスタディツアーで連れて行っています。

    東京在住。妻と娘2人の4人家族。

PAGE TOP ↑