面接で求職者に求められていること

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採用担当者の立場になって考えるとは

lifehackerのブログで、“採用担当者が求職者に心得ていてほしいこと”というタイトルのブログが挙がっていました。見出しを羅列するとこんな感じ。

1.迅速であるべきだが、早すぎる時間に面接場所に行ってはいけない
2.募集条件を満たせない仕事に応募しないこと
3.応募する会社のことを調べる
4.お見合いだと思って臨む
5.面接でする質問を準備していく
6.履歴書に自分のPCスキルをすべて書く
7.ウソをつくとばれるかもしれない
8.礼状を出す
9.しつこく結果をせかさない
10.採用担当者の立場になって考える

全ての意見に全面的に賛同するわけではありませんが、希望の面接を通過する上では非常に大事なポイントが含まれています。

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その非常に重要なポイントとは、相手の立場に立つという視点です。この“相手の立場に立つ”という言葉ですが、当たり前のように捉えている方も多いのですが、かなりの多くの人が勘違いしているとも思っています。どういうことかと言うと、「(もし自分が採用担当者だったら)こう思う」というように考えているからです。




と、「クエッションマーク」が頭によぎった方、是非次を読んでください。

あなたはどこまでもいってもあなたであり、相手ではない

相手の立場に立つ、というのは、もしあなたがその人(相手)の立場だったらを考えることではないと思っています。なぜなら、あなたはどこまでいっても“あなた”であり、相手の方ではないからです。考える主体が“あなた”である以上、“相手”にはなれない、ということです。

なので、“相手の立場に立つ”ということの第一ステップとしては、自分の考えを放棄するということからはじめます。そして第二ステップは、相手の声に耳を傾けるということをします。採用ページはもちろん、採用担当者が発信しているブログ、また、企業そのものが発信している情報(特に沿革など)を総合的に拾っていく必要があります。そして、第三のステップとして、それらの情報発信の根源になっているもの(価値観)は何なのかということを考えるのです。そして理想的には、これらのステップによって考え出された仮説を先方にぶつけられれば最高です。(なので、就活でOB訪問ができるというのは、最高の答え合わせの機会になるわけです)

相手(採用担当者)は相手(採用担当者)ごとに異なる

このようなステップを繰り返していくことこそ、相手の立場に立つということなはずです。この考えを踏まえれば、上記10項目は、その“相手”によって多少なりとも変わるということが分かるのではないでしょうか。ここに相手の立場に立つことの難しさがあるのだとは思いますが、これをきちんと乗り越えると、結果的にはお互いにミスマッチをなくし、良い関係を築いていけるのではないかなと思うわけです。相手の立場に立ったつもりにならず、相手の背景にまで迫って、本当の意味での相手の立場に立つところまで行っていただきたと思います。

P.S.
個人的な意見としては、2と8は別に必要ないかなと思います。2は応募するだけしてみる、というのも思わぬチャレンジになります。宝くじは買わないと当たらないように、とりあえず応募するというスタンスは大事かなと。もちろん、結果がついてくるかは別問題ですが。8については、余程送る理由がなければ必要ない印象です。話が本当に盛り上がって、本当に楽しい時間が共有できた、というような内容なら良いですが、大して盛り上がらず、受かりたい的なニュアンスで送られると…厳しいかなと。あと、7については、見抜けない面接官が悪いかなあと思うので、これについてはどっちもどっちという印象でしょうか。

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キヨカワ

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