転職活動は在職中にこだわった方が良い理由

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「仕事を辞めるのは、絶対に次(転職先)が決まってから」と言う方は多いと思います。実際にその通りだと思います。ただ、現実には先に仕事を辞めてしまう人も多くいらっしゃることも事実です。

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在職中に転職活動をした方が良いのは、空白期間を避けるためではない

この記事を読んでいる方がもし今の仕事を辞めて転職しようと考えているのであれば、耳にタコかもしれませんが「在職中に転職活動をしてください」ということを改めて言いたいと思います。冒頭で申し上げたとおり、現実には先に仕事を辞めてしまう人も多くいらっしゃいます。「普段の業務が忙しすぎて転職活動は辞めてからでないとできない」という物理的な理由から「もう耐えられない」というような精神的な理由まで、その理由は様々かと思います。でも改めて、それでも「在職中にこだわったほうが良い」ですよ。

その理由はいくつかあります。よく言われているのは「職歴に空白があることが不利」というような話。もちろん、有利であることはあり得ませんが、極端に空いていない(この間は面接官によりますが)ことと、その期間が空いてしまった理由を語ることができれば、言うほど不利に働くわけではないと思っています。では何か。

一番の敵は、あなた自身の“焦り”

それは、「あなた自身が“焦る”こと」です。何に対する“焦り”かと言えば、「早く転職先を決めなきゃ」という“焦り”です。それは金銭的な側面も当然関わっては来ますが、仕事をしていないという罪悪感からも来ます(真面目な方は特に)。そして、焦っているときのご自身を想像していただきたいのですが、焦っている時の“判断力”というのは正常でしょうか?

人というのは冷静に判断ができていると思っていても、よほど精神力を鍛えてでもいない限り、何か精神を揺さぶられているような際に下す判断というのは、得てして間違っているケースがあります。今回の場合、“転職”という人生において非常に大きな転機において冷静な判断が下せない状態で次の転職先を決めなくてはならないというのは、本来のあなた自身であれば下さないかもしれないような決断を下してしまうようなリスクがあるわけです。

重要な判断・決断は精神状態が正常の時に

そういった事情は企業側も当然分かっています。分かっているからこそ、仮に内定を出した際、すぐ返事を出すように求めます。そこで「すぐに返事を求められるならば内定辞退します」というようなことを言えれば良いですが、何せ“焦っている”状態でしょうから、そのような決断ができなくなっている可能性も当然あるわけです(その結果入社して良い企業であれば良いですが、そうでない可能性もありますね)。

このように“焦り”というのは想像以上に自分自身の判断力を鈍らせます。そのためにも精神力を鍛える、ということももちろん必要かとは思いますが、それは一朝一夕ではできないことです。むしろ、精神力を鍛えるならば、在職中になんとか転職活動をするという方向に力を注いでみるべきです。

もっと言えば、在職中であれば、別の意味で精神的におかしい状況になっているかもしれません。そういった際には是非、一度仕事を休んで、仕事から解放された状態で自分自身のことを一度振り返ってみてみることが大事です。何にしても、人生にとって重要な判断・決断をする時には必ず、自分自身の精神状態が正常の時にしていただければと思います。

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キヨカワ

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