異業種への転職に年齢制限?

公開日: : 5.希望の面接を突破するために

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転職活動をしていると、必ずしも今と同じ業種、職種で転職しようという方は少ないのではないでしょうか。いわゆる“未経験の業種・職種”への転職ですが、そのような転職には年齢による限界(年齢制限)があると思われています。その辺りを今日は人事側の目線から話をしていきたいと思います。

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年齢制限ありき、ではない

まずはじめに、そもそもの“年齢制限”という話からしていきたいと思います。ご存知の方も多いと思いますが、特定の条件を満たせない限り、求人票で年齢を限定した募集をかけることはできません。そして、「年齢」を理由に不採用とすることもできないというのが“表向き”にはなっています。

“表向き”というのは、裏側でそのような年齢制限を設けている企業がないかという意味合いで言えば、「ある」と思います。とはいえ、一律で“○歳以上はNG”というような柔軟性のない制限になっているわけではありません(もしなっていたとしたら人事の怠慢ですね)。

詰まるところ、採用して活躍してもらえるかどうか

企業側の基本的なスタンスとしてはたとえ未経験であっても、「年齢相応の何らかのスキルがある」ということを求めたいと思っています。そして、その「スキル」が募集要項のそれと合致し、提示しようとしている給与とのバランスが取れるかどうか、という側面で見ているわけです(若い方が良いと考えられているのは、その“スキル”に求められるハードルが低いからですね)。

なので、30歳であろうと35歳であろうと、相手の期待に応えられるような人材であれば年齢制限などあってないようなものなのです。裏を返せば、同業種、同職種であったとしても、その期待に応えられないのであれば当然採用されませんし、同業種、同職種であるからこそ実績に対してよりシビアに見られるというようなこともあるわけです。詰まるところ「採用して活躍してもらえる可能性が高いかどうか」という点に尽きるわけです。

もう少しこの話に補足をすると、企業の文化的な側面が求職者と合うかどうか、というところも重要な観点になっているように思えます。たとえば、組織がしっかりとしている大企業の方が、組織が未熟なベンチャーに転職しようとした場合、年齢が高ければ高いほど適応にづらいということもあろうかと思います。そのような側面も含めて「採用して活躍してもらえるかどうか」が見られています。

多くの場合は職種が共通していれば業界未経験でもOK

また、冒頭からあえて分けている「業種」と「職種」についても、少しずつ未経験の場合の対応が異なります。多くの場合、業種に対して未経験でも職種が同じであれば、転用できるスキルは多い可能性が高いので、転職はしやすいでしょう。ただ、その業種で特殊な知識が求められるような場合には、年齢によっては難しい可能性はあります(MRなどはそうですね)。

一方、同じ業種の企業でも未経験の職種で転職をと考えてしまうと、採用されるとしても極めて新卒に近い採用になろうかと思います。つまり、若くないと厳しいということです。もちろん、それまでの職種で培ったスキルがこれから就こうと思っている職種と共通点があり、その話をして面接官が納得するというレベルまでいければ良いとは思います。とはいえ、どうしてもその職種自体を経験したことがなければ、ポテンシャル(可能性)を見ての採用になるので、やはり新卒に近くないと難しいと言わざるを得ません。

異業種への転職の際の志望動機は

最後に、異業種への転職の際に志望動機に困る方が多いようです。志望動機についての記事は同サイトでもたくさん上げているので是非参照していただきたいですが、志望動機のメインメッセージこそ「自分のスキルが御社に貢献できると思う」ということになろうかと思います。

志望動機というものを誤解されている方が多いのですが、志望動機というものは“志望に至ったきっかけ”を言うものではありません(前々から憧れていたということもあろうかと思いますが、多くの場合はたまたま見つけたということでしょう)。そういった類のことを面接官に話しても仕方がありません。相手が「採用したら活躍してくれるかどうか」という視点で見ているわけですから、「採用したら活躍しますよ!」というメッセージを伝えれば良いのです。

まとめ

結論を言えば、年齢に見合ったスキルがあり、それが募集要項に適っているのであれば採用されるということです。特に、募集人員が少ないものであればあるほど、その募集要項に合致した人材が選ばれてしまうでしょう。とはいえ、どんな採用活動でも“縁”や“タイミング”で内定を勝ち取ることはできます。「どうせエントリーしても」と最初から諦めてしまうのではなく、ピンときたのであればとりあえずエントリーしてみるというのは大事なことだと思います。

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    学生と社会人の座談会や、学生をアジアへスタディツアーで連れて行っています。

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