自分にしかできない仕事がしたいですか?

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「誰でも出来るようなルーティン・ワークではなく、自分にしか出来ないような仕事がしたいんです!」面接時にこれを言う言わずにかかわらず、こんな風に思っている求職者の方は多いのではないでしょうか?実際、面接をやっているとよく聞くフレーズ“ベスト10”くらいには入ってくるものだと思います。

こういったことを言う求職者の方の『気持ち』は非常によく分かります。「自分でなくても、他の人でいくらでも代替可能な仕事なんてやりたくない!」そんなことを思っているのだと思います。ですが、こういった発言をする人は、余程仕事ができるか、そうでないか二極化すると思っています。なぜか?今日はそんな話をしたいと思います。

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あなたはどうやって自転車に乗れるようになったのですか?

まずはじめに、皆さんは自転車に乗れますか?恐らく多くの人が「YES」と答えていただけるのではないかと思いますが、もう一つ。皆さんは最初から自転車に(補助輪なしで)乗れましたか?これに対して「YES」と答えられた人は少ないのではないかと思います。では、なぜ多くの人が自転車に乗ることができるようになったのか。答えは簡単で、「練習したから」ですね。この「練習」こそ、ルーティン・ワークではないでしょうか?何度も転んで、何度も挑戦する。それこそが物事を上手くなる最大のコツのはずです。

さて、話を戻しましょう。「誰でも出来るようなルーティン・ワークではなく、自分にしか出来ないような仕事がしたいんです!」という言葉。そもそも矛盾をはらんでいるんです。自分にしかできないような仕事、というのは、それまでにどれだけ自分自身がルーティン・ワークを積んできたか、というところに起因します。つまり、その分野において圧倒的な能力を既に持っている人にしか言えない話なはずなのです。

企業はその人しかできない仕事を作りたくない

また、そもそも論からお話しすると、企業にとってその人にしか出来ない仕事が存在するということは、非常に危険な状態だとみなします。大きな企業が大きな企業でいれる何よりの理由は、しっかりとした“仕組み”があり、これが人によって出せる結果が物凄く違ってくる、なんていうことは起こり得ないようにしているのです。

仕事とは、『基本的には他の人がやりたくないルーティン・ワーク』なのです。大事なのは、そのルーティン・ワークをどう自分が解釈するかではないかなと思います。

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キヨカワ

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