面接で「社会貢献」はNGワードか
『面接で“社会貢献がしたい”って言ったらダメですか?』そんな質問を受けたことがあります。その学生曰く、“社会貢献がしたい”と言うと、実際のビジネスを知らない学生がキレイゴトを言っているんじゃないかと捉えられるのではないか、という背景からくるものだったようです。
さて、この質問に対して結論を言えば、『それを言う人によります』というのがキヨカワの答えです。それを自分の言葉で言えるかどうか?もっと言えば、言えるだけの経験をしてきているかどうかが非常に大事だと思っています。
社会貢献をあなたの経験から来る言葉で語れるかどうかがポイント
異なる例ですが、結婚したことがない人と結婚したことがある人、どちらが結婚生活を語った時に説得力がありますか?という話です。明らかですよね。話を戻すと、面接で“社会貢献”というキーワードを出すと、面接官はまずこう考えます。『この学生の言う“社会貢献”とは何だろう?』と。間違いなく言えるのは、学校で学んだような話しか出てこない人は完全にキレイゴトだと思われます。なぜなら、学びは学びでしかないからです(要するに、結婚したことのない人が知識だけあるような状態)。
つまり、社会貢献を語るには例外なく社会との関わりの中からの経験を語る必要があります。もちろん、それはアルバイトでボランティアでも良いでしょう。ただ、条件があるのは、その話を面接官が聞いて響くかどうかは別問題ではあるとは思います。例えばボランティアにしてもアルバイトにしても、ある意味プログラム化されたものに単に乗っただけの社会貢献であれば、評価されることは少ないようには思えます。
しかし、たとえそれがプログラム化されたものであったとしても、相手(社会)にとって何が大事なのか、それを達成するためにはどうしたら良いのか、ということを自分なりに考え、もがき、苦しんで何か一つの答えを出す、というようなプロセスが語れると面接官も興味深く聞いてくれることは間違いありません。
社会貢献という言葉だけではなく、全ての発言にそれが求められている
難しい事を書いているかもしれませんが、これは“社会貢献”という言葉に限りません。面接で発する一言一言に、実は同じ事が求められています。「私はリーダーシップがあります」。もちろん、それをアピールされること自体は構いません。大事なのはなぜあなたがそう語れるのか?というところです。どんなリーダーシップの経験があり、どのような苦労をどのように乗り越えてきたのか。是非、自分自身がESで書いてきた事、面接で言ってきたことを振り返ってみてください。
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