面接の準備で8割合否が決まる
『準備8割、本番2割』この言葉を聞いたことはあるでしょうか。この意味は、結果というものは本番が2割で準備が8割の要素を占める、というものです。この言葉だけではありませんが、誰もが聞いたことのあるこのような言葉は、分かっているようで本当の意味では分かっていない言葉のような気がしてなりません。
頭で「重要」と思っていても、行動していなければ「軽視」と一緒
例えば、感謝を言葉で伝えようとかですね。人間はどうしても楽な選択肢を取りがちなので、“感謝”を言葉で伝えなくても、短期的に上手くいってしまえば、言葉で伝えるということをしなくなります。この話同様、“準備8割”ということも、結構ないがしろにされるものに当たるのではないかなと。きっと、頭の中では「重要だよね」と一応分かっていてもやらない。なぜなら、それをそれほどやらなくても、ある程度本番で上手くやれるという自信を持ってしまっているからです。
ただ、現実はそれほど甘くないということも一方であります。その準備を怠ったことが、どこかしらでしっぺ返しをくう、なんていうことも珍しくはありません。本当に本番なんていうのは、短期的にどうかという側面でしかないと思います。それより先を見て、長期的に良い方向に持っていくには、この準備8割という考え方を、絶対に外してはならないと思います。まあ、頭で分かっていて、重要だと認識をしていても、中々準備をやりきれなかったりしますけどね。
ほとんどの就活生は相手が誰であろうと画一的な自己PRを述べている
面接の準備として必要なことは大きく3つ。1つ目は、企業分析を通じて相手の価値観を知ること。2つ目は、その価値観を踏まえて自分が伝えたいメッセージを決めること。そして最後はそれが伝わるかの練習です。ほとんどの就活生はこれら3つとも疎かにして面接に臨んでいます。そう、ほとんどの就活生は、相手が誰であろうと画一的な自己PRを述べ、それが伝わった気になっている、という状態です。この話を聞いて耳が痛い人も多いのではないでしょうか。
少し考えれば分かることですが、誰にでも響くような自己PRというものは存在しませんし、どうしても薄っぺらくなります。その話をする相手は誰なのか、その人に何と言うことがその人に合格を出させられるか、また、それが自分の思ったとおりに伝わっているか。それらを一度チェックしてみるだけでも、結果は変わってくると思いますよ。
スポンサーリンク