どんなタイプのリーダーにも必要な力

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カンボジアでの研修も6日目。今日は首都プノンペンからアンコールワットのあるシェムリアップに移動し、研修もいよいよ佳境に入って参りました。本研修は“リーダー育成”が目的のうちの一つなのですが、リーダーと一口に言ってもその形は様々で、色々なタイプのリーダーがいることはご存知の通り。一方で、どのようなタイプのリーダーであっても共通して必要な能力というものが存在すると思っています。

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どんなリーダーにも必要な力“人を見抜く力”

結論からお話しすると、それは“人を見抜く力”だと思っています(“見抜く”というと少々奢った表現ですが、それ以外の適当な表現が見つからず…一旦そのように表現しています)。“人を見抜く力”がどんなリーダーにも必要ということはきちんと説明する必要があろうかと思いますので、順を追って説明して行きたいと思います。

まずリーダーという存在を“特定の目的に対してチームを導き、その目的を達成する存在”とここでは定義しようと思います。このような定義をした時に、多くの人が勘違いをするのは、リーダーという存在が必ずしもチームを“物理的にリード”していく存在にならなくてはならないということです。つまり、リーダー自らが全てを仕切ったり、チームをまとめたりするということがリーダーの役割であると“勘違い”しているということです。「仕切れないリーダーはリーダーではない」ということに対しては「そんなことはない」と反論していると捉えていただいて構いません。

ほとんどの役割はリーダーではない人間でも担える

「仕切れないリーダーはリーダーなのか?」とまだ思われている方もいらっしゃるかもしれません。はい、リーダーにとって重要なことは“目的達成に導くこと”であり、“仕切ること”ではありません。もっと言えば、リーダーという存在は、その“目的達成に導くため”に、今のチームメンバーで誰にどのような役割を担わせることが最も目的達成に近づくことができるのかを考えられる存在にならなくてはなりません。“仕切る”という行為は、“目的達成に導くため”のたった一つの役割に過ぎず、それを他のチームメンバーに任せても良い役割であるということに気付いていなくてはなりません。

このように“仕切る”ということが一つの役割と考えると、他の役割についても必ずしもリーダー自らがやらなくても良いことがほとんどであるということに気付きます。しかし、ほとんどの役割をリーダー自らがやらなくても良い中で、一つだけリーダーがやらなくてはならないことこそ、冒頭でお話した“人を見抜くこと”です。

見抜くことは適性だけでなく、自分との信頼関係なども含む

“人を見抜く”という言葉には、単にチームメンバーの適性を見極め、そのメンバーに対して適当な役割を与えるということに留まりません。それぞれのメンバーは現時点でどの程度この目的に対してコミットしてくれそうか、もっと言えば、リーダーである自分自身とどの程度信頼関係が築かれているか、また、チームメンバー間の関係性はどのようになっているか、そしてそれらを踏まえてどのような問題が起こることが想定されるか…などなど、チームメンバーに対して仮説を立て検証し、それら全てを目的達成に向かってどのように改善していくべきかということを考えられるまでを“人を見抜く”と定義しています。

このような段階にまで来ると、リーダーという存在は“物理的にリードする人”では全くなく、“目的達成のためのシナリオを描いていく人”と定義した方がしっくりくるかと思います。そう、今回のリーダーの定義で言えば、“目的達成”が全てです。そのためにリーダーが外してはならない最大のポイントこそ、“人を見抜くこと”だと思っています。

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