相手に興味を持つことの重要性

公開日: : 4.グローバル人材になるために

Pocket

カンボジアから無事日本に帰国いたしました。深夜便で疲れて帰ってきたものの、家の鍵がなく、家族が出掛けていたので、事実上の締め出しを食らってしまっております…(苦笑)。さて、本研修がらみで最後のテーマになります。最後のテーマは、“相手の立場に立つ”ということです。

e701d9246684e570e649beaf86dd082f_s

相手の立場に立つ≠もし自分が相手の立場だったら

このブログの中でも度々登場する“相手の立場に立つ”という言葉ですが、改めてその言葉について話をしていきたいと思います。まず、この“相手の立場に立つ”という言葉において、多くの人が勘違いしていることがあるように思えます。それは、相手の立場に立つということを、“自分が相手の立場に立った時にどう思うかを考え、それを踏まえて行動すること”というように捉えているような気がするのです。…左記の何が悪いのか分からない方がもしかすると該当者なのかもしれません。

何が悪いかというと、自分が相手の立場に立った時にどう思うかということを“自分の頭”でどれだけ考えたところで、その考えは相手ではなく、どこまでいっても自分であるということに気付いていない可能性があるということです。乱暴な言い方をすれば、相手の価値観等は無視して、その時の相手の状況に自分自身を当てはめたときに自分がどう思うかということを自分の価値観で判断して、それを基に行動するということですね。

相手への興味こそ相手の立場に立つ第一歩

もちろん、上記で言及したことでさえしない人もいるので、それはそれでとても大事なことであることには間違いありません。ただ、私の言う“相手の立場に立つ”ということは違います。それは、相手の持っている価値観を、その相手がそれまでにどのような人生を送ってきているかを聞きながら仮説を立て、質問をしていくことによって、本当に相手がどのように考え、行動するかを推測できる状態にするというところまでを実践することを“相手の立場に立つ”と定義しています。

つまり、“相手の立場に立つ”ということの第一歩は、“相手に興味を持つ”ということから始まるはずなのです。相手への興味なしに相手への質問が出てくるはずがありません。もっと言えば、相手の持っている価値観に気付くはずもないし、相手の立場に立てるはずもないということです。この“相手への興味”こそ、“相手の立場に立つ”上で、絶対に外せない最大のポイントであると言っても過言ではありません。

海外がきっかけとなりやすい“相手への興味”

そしてこの“相手への興味”というものこそ、今回のような国際交流を通じて気付いて欲しいことでもあります。海外に出ることで、明らかに自分とは違う存在に対して興味を持ち、なぜ自分たちとは違った考え方をするのかという背景に想いを馳せ、相手を本当の意味で理解していく。実はこの作業は、同じ日本人間においても全く同じことが言えます。一人ひとり違う人生を送ってきているのだから、一人ひとり違う価値観を持っていて当たり前なのです。それを無視して“相手の立場に立つ”ことなどできるはずがありません。

日本人が海外に行くべき大きな理由の一つが正に“相手への興味”を持ってもらうこと。これだけでも伝われば、海外に研修に連れて行く意味はあると個人的には思っています。

スポンサーリンク


関連記事

留学者数が減少することはヤバイ

「今の日本の若者は内向き志向だ」あなたもそんなことをどこかで聞いたことがあるかもしれません。確かに、

記事を読む

一人で生きていける=自立は勘違い

“DIALOG IN THE DARK”というものをご存知でしょうか?こちらは原宿にある、あ

記事を読む

留学ではグローバル人材になれない!?

「現代の留学は無意味ー」と切り捨てる記事が上がっていました。この記事の趣旨としては、「今の留学は“海

記事を読む

勝てない相手に勝つ方法

そもそも戦略とは何か? 今日は“戦略”についてブログを書きたいと思います。そもそも“戦略”という言

記事を読む

先見性を養うためには

先週いっぱいで仕事納めの方もいらっしゃったようですが、多くの方が今日が仕事納めのようですね。2015

記事を読む

日本人が冒険心を持てない理由と対策

Newsweekで日本の20代の冒険志向が断トツ世界一低い、という不名誉な称号を得てしまったことを紹

記事を読む

no image

組織の譲れない価値観の作り方

多様性のマネジメントは大変難しいもので、究極的には相容れない価値観もあります。だから私は、逆説的かも

記事を読む

グローバル人材の定義…?

ネスレ日本の代表でいらっしゃる高岡氏がグローバル人材について語っている記事がNewsPicksに上が

記事を読む

ワークライフバランスの本当の意味

武石恵美子氏の「働く人のワーク・ライフ・バランスを実現するための企業・職場の課題」によると、イギリス

記事を読む

空気を読めない方がグローバルで活躍できる!?

“KY”という言葉はまだ使うのでしょうか、「空気が読めない」ということについての話。最近読んだ記事で

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


  • profile1

    運営者:きよ

    本業:フリーの人事コンサルタント

    学生と社会人の座談会や、学生をアジアへスタディツアーで連れて行っています。

    東京在住。妻と娘2人の4人家族。

PAGE TOP ↑