クビにならないように上司に反対する方法

公開日: : 最終更新日:2016/05/13 2.組織人として生きるために

Pocket

ライフハッカーの記事で“クビにならないように上司に反対する方法”という記事が上がっていました。ポイントは5つ。1.時間と場所を考慮する。2.最初はポジティブに。3.質問する。4.結果にフォーカスする。5.最終決定は尊重する。もちろんこれらについて大きな異論はありません。しかし、最も重要なことが抜けている気がしています。それは…

fbcc3544e3c404bf0e171e33807c171b_s

正論は相手に負の感情を抱かせる

その上司との人間関係、もっと言えば、信頼関係の程度です。どの程度の信頼関係がその上司と作られているかということによって、伝え方を変えなければなりません。その関係性を無視し、「ロジカル(論理的)ならば問題ないでしょう」というようなコメントが同記事に見られましたが、信頼関係がそれほどない状態且つロジカルであればあるほど、その意見は絶対に通らなくなると断言できます。なぜ、そのようなことが起こるのか、具体的な事例を用いて説明していきましょう。

まず、ロジカル(論理的)に正しい(と思われる)意見というのは、言い換えると“正論”とも置き換えられると思います。そしてこの“正論”というのは、使い方を間違えると凶器になります。例えば、あなたが少し大きめのボリュームで音楽を電車内で聴いていたとします。そしてそれを「うるせえよ!」と注意されたとします。どう感じるでしょうか。もちろん、非は100%あなたにあります。ただ、「うるせえよ!」とまで言われる筋合いはなく、ついつい感情的になってしまうのではないでしょうか。これと同様に、正しいことを言うことは時として人を傷付け、思わぬ負の感情を産むことになります。

信頼関係がない状態で正論を言うことは“泣きっ面に蜂”

そしてその発言をしてきた人間が、自分との信頼関係が薄い人間だったらどう思うでしょうか。例えば、先の電車の例で言えば、知り合いにそのように言われることと、赤の他人にそう言われること、どちらがまだ許せるかと言えば、多くの場合は“知り合いから言われる”方になろうかと思います。それはなぜかと言えば、その“知り合い”の方が信頼関係がある程度構築されているからです。その“信頼関係”がない赤の他人から言われることは非常に負の感情を抱きやすいことが想像できるのではないでしょうか。正に泣きっ面に蜂状態です。

さて、本題に戻りましょう。今回の関係は上司と部下の関係で、部下が上司に反対するというケースです。当たり前ですが、上司は部下よりも上の立場です。そして、その関係性が上手くいっていれば、信頼関係がある程度築けているのであれば、多少ストレートな物言いをしたとしても大丈夫かもしれません。しかし、そうでない場合はどうなると思いますか。そう、確実に上司は負の感情を抱きます。そしてそれが正しいことであればあるほどその負の感情は増幅し、その後の信頼関係を回復していくことからは更に遠くなることは想像できるのではないでしょうか。

相手との温度感が分かるまでは最大限の配慮を

上司に対して何か物を言わなくてはならないという局面があるのは組織の中にいれば当然あることでしょう。ただ、それを言う前に、きちんとその上司との関係性を把握することです。想像以上に上司は部下に気を遣っていて、思っている以上に信頼関係自体は築けていないなんていうケースもあります。その辺りの温度感が分からないうちは、最大限様々なことに気を遣った上で何か物を言うようにされることをおすすめします。

スポンサーリンク


関連記事

会議の生産性を向上させるには

「○○について議論するから▲時に集まってもらえる?」このように会議の招集を受けたあなた。その招集通り

記事を読む

朝、時間通りに出社することは当たり前なのか

今朝の東京は雪で大変でしたね。私も今日はお客様先に朝から向かう必要があり、ただでさえ混んでいる時間帯

記事を読む

多くの企業で副業・兼業が禁止されている理由

もっと兼業や副業を認めて、多くの人が複数の働き方ができるようにすることだ。ここでいう兼業には、他の会

記事を読む

凡ミスが多いことへの対策&ヒント

最近、仕事上でミスをしてしまいました…クライアントには大変ご迷惑をお掛けしてしまい、本当に申し訳ない

記事を読む

組織で提案を通す方法

コトを進める前に人間模様マップを作成してみる 出典:東洋経済 東洋経済オンラインで“成功する

記事を読む

社会人になって化ける人の条件

先日、就活をしていたサポートしていた子(現在社会人1年目)と会う機会がありました。実はその方は前職の

記事を読む

新卒で転職を考える前に知っておくべき事実②

「ブラック企業」という言葉が生まれてから久しいですね。そのせいもあると思いますが、今多くの企業で労務

記事を読む

自分のやり方にこだわる危険性

○Works No.105 早稲田の監督就任1年目のことだった。10番というチームの司令塔とな

記事を読む

忙しい人が実践している時間の作り方

○官僚に学ぶ仕事術 著:久保田崇 自分がコントロールできることに集中する 世の中には自分

記事を読む

問題の多くは”既得権益”が絡む~それを壊すには

世の中には大小様々な問題があるかと思いますが、その多くの問題は“既得権益”という言葉で説明がつくこと

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


  • profile1

    運営者:きよ

    本業:フリーの人事コンサルタント

    学生と社会人の座談会や、学生をアジアへスタディツアーで連れて行っています。

    東京在住。妻と娘2人の4人家族。

PAGE TOP ↑