定性的な目的にKPIを設定する方法

公開日: : 最終更新日:2015/12/23 3.マネジメント人材になるために


KPI(Key Performance Indicator)

目標達成プロセスの実施状況を計測するために、実行の度合い(パフォーマンス)を定量的に示すもの

(参照:IT情報マネジメント)

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ビジネスの現場にいると、この“KPI”という言葉がやたらと多く出てきます。要するに、何か目的を達成するために、“定量的”な指標を定め、その指標の進捗を確認することで、目的の達成度合いを測るもの、という定義で使っていることが多いでしょうか。また、基本的にKPIというのは経営において使われる体の定義になっていますが、各部門におけるKPIというのも存在し、各部門がそのKPIというものを追うということをミッションとしているところも多いように思えます。

さて、今日のテーマですが、多くの人が簡単に使いますが、その設定はかなり難しいものだと思っています。例えば、売上を上げたい、ということを最終目的とした時に、何をKPIとすべきか、と考えた時には色んな答えが各業態、もっといえば、各企業によっても異なりますね。それをまずは見つけることが、その企業がその目的を達成出来るかどうかになるかと言っても過言ではないでしょう。そういったことを念頭に置いていただき、今日は更に難しい問題を提示したいと思います。

社内のコミュニケーションを活性化を測るKPIの設定

それは、定量的に中々計りづらいことを無理やりKPIの設定をしなくてはならない時にどうするか、というものです。例えば、社内のコミュニケーションを活性化させるという“定性的”な目的を達成させたいとしましょう。そういった時にKPIをどう設定すべきか、ということです。これ、














いかがでしょうか?こちらの問題に対しては、色々なことをKPIに設定することが出来ると思います。回答の一例とすれば、社内の人間との飲み会の数、社内の人間と土日に会った数、社内の人間同士のフェイスブック上でのコメントの数などなど、無理やり考えれば無数に出てくるのではないでしょうか。…と、ここまで話をして、違和感を覚える方はいらっしゃいませんか?確かに上記は一つのKPIになり得るとは思いますが、何だかしっくりこない、そんな感覚を覚えないでしょうか?なぜ、これらがしっくり来ないかと言えば、この話自体がそもそも具体的な事例ではないというところがまずあります。

なぜ、社内のコミュニケーションを活性化すべきという話になったのか

テーマに立ち返りましょう。今回のテーマは、社内のコミュニケーションを活性化させるというものです。このテーマを考える際、ほとんどの方は、自分の今までの経験に照らし合わせて、その背景を勝手に想像してしまっているのではないかと思います。何が言いたいかと言うと、その背景を考えないでKPIは絶対に設定できないということです。そもそもこのテーマが上がってきた背景は何なのか?具体的な事象は何なのか?そういったことをまずは押さえなくてはなりません。

そして、次が更に重要!具体的なKPIを設定する前に、その具体的な事象が、本当に特異なものではなく、問題なのかどうかを確認する必要があります。どうこの問題を特異なものではなく、本当の問題と考えるのか。こここそ、(その問題提起をしてきている人間と)定量的に証明するというプロセスが非常に重要になります。この証明なしに、何か具体的な策を講じたとしても、それが良かったのか、悪かったのかはどうしてもなんとなくになります。なぜなら、それが良かったかどうかを計る指標が、絶対に作れないからです。つまるところ、それを評価するのは感覚になり、KPI云々の話には絶対になりえないわけです。

KPIはビフォアアフターがあって初めて活きる

KPIというのは、ビフォアアフターがあって初めて活きます。問題がある時点で定量的に計っておく。もっと言えば、「この数値が問題だ」というところまでしっくりくる指標が最初に立てられなければ、後付で付けられたKPIは全く意味を成さないようになります。冒頭でKPIの設定は難しいとお話しましたが、ここにKPIの設定の難しさがあります。

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