一人で生きていける=自立は勘違い
“DIALOG IN THE DARK”というものをご存知でしょうか?こちらは原宿にある、ある施設で行われるものなのですが、そのタイトルにもあるように、暗闇の中の対話を体験するものです。
暗闇では相手に見られているというプレッシャーから解放される
具体的に何をするかというと、本当に真っ暗闇に入って、皆が協力しながら、様々な障害物のある道を進んでいく、というものなのですが、真っ暗闇の空間というのは、想像以上に様々なことに気付かせてくれます。真っ暗闇だと、当たり前ですが視覚が奪われます。そうすると何が起こるかというと、“相手に見られている”というプレッシャーから解放され、より安心して物事を喋れるようになるんです。(視覚的なフィルターが外れ、相手に対する偏見がなくなるという話がありました。こちらの方法で南アフリカのアパルトヘイトが解決する糸口の一つになった、という話がありましたが、納得がいきます。)
人は一人では生きていけないと実感できる
また、本当に自分が出来ることは限られるし、他の人の存在がなければ、本当に不安で不安で仕方がなくなります。今は世の中が非常に便利になっていて、自分一人でも生きていけるように錯覚しがちですが、一人で生きていける人など、そういない、そう強く思わされる経験ができます。もともとはドイツのアンドレアス・ハイネッケ氏が始められた試みのようですが、純粋にすごいな、と思います。
印象的だったのが、こちらのスタッフの方に目が見えない方が多数いらして、彼らが非常に生き生きと仕事をしていることでした。このビジネス自体、非常に社会的価値も高く、気付かされるものも多い。是非、こちらには一度足を運ばれることをオススメします。
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