新卒で転職を考える前に知っておくべき事実②

公開日: : 最終更新日:2015/12/23 2.組織人として生きるために

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「ブラック企業」という言葉が生まれてから久しいですね。そのせいもあると思いますが、今多くの企業で労務環境の整備が進められているように思えます。もちろん、まだまだ企業側の整備が足りない側面はあるもの、一方的に企業側が悪い、という話でもないとも思います。「新卒をコストと思うなら、はじめから新卒を雇うなよ」これは2年ほど前の記事で、それなりの数の人が「いいね!」をしていました。「お前ら新卒はコストだ!」この表現はともかくとして、こういった側面があることは事実であることは間違いありません。

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時給という仕組みを成立させられている理由から考えてみよう

でも、一方で新卒を「心の底からコスト」と思ってこれを言っている人はどれだけいるのか。(もし、心の底からそれしか思わない人はありえないと思いますが)一方で、新卒で入社してくる社員自身が「今、自分自身が利益を出せていない」という事実に気付いていないことが多いように思えます。それはアルバイト等の“時給”という考え方から来ていると思います。

“時給”とは、その名の通り、一時間当たりにもらえる給料という意味合い。これって、よく考えるとすごい仕組みなんですよね。一生懸命働こうが働くまいが、その時間拘束されるだけで給料がもらえるという素晴らしい仕組み。だから、いれば給料がもらえるのは当たり前という勘違いをしやすい。本来は違う、ということを新卒側も自覚しなくてはならないと思います。もちろん、一方的に新卒が自覚すべき、という話ではありません。

どちらかだけの立場に立って「ありえない」と言うのは、子供のわがまま

今回の企業側がありえない、という側面ももちろんあると思います。ただ、どちらかだけの立場に立って「ありえない」という話をするのは、単なる子供のわがままにしか聞こえない。本当に心の底からイヤなのであれば、自分でビジネスをすればいい。新卒の初任給である20万円程度を稼ぐのがどれだけ難しいことなのか、やってみればいいのではないでしょうか。もちろん、文句を言うなという話でもないし、個々の事情は諸々あると思う。ただ、「新卒はコスト」と言う企業を一元的にブラック企業と言うことは、非常に乱暴で極端な話であることを残しておきたい。

P.S.①
いわゆる“ブラック企業”をバッシングする風潮が世の中にありますが、ここ数年で多くの企業がものすごい改善をしていっているように思えます。確かに働きやすい(?)環境になっているように思えますが、一方で企業側にとって企業活動をしにくくさせていることも事実なのではないでしょうか。先日の体罰のニュースのように、誰かが亡くなってしまったりというのはもちろんいけませんが、そのせいで、気付けば茹で蛙になっていた、なんていうこともありえる気がしています。

P.S.②
物事を一元的な側面からしか見られないのは、マスメディアを見ていても思うこと。なぜそうなっているか、ということを考えれば、マスメディアは誰からお金をもらっているかを考えれば分かること。色んなバイアスがかかって当然ですね。

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