Pocket

20876306

出典:ドラゴンボール

「さあ願いを言え、どんな願いも一つだけ叶えてやろう。」おなじみ(?でもないのかな)ドラゴンボールのシェン○ンの言葉(笑)突然ですが皆さん、この質問に対して、皆さんだったらどんな“願い”を叶えてもらいますか?














いかがでしょうか?様々な“願い”が考えられると思いますが、「ぱっと出てこない」、そんな方はいらっしゃいませんでしたか。恐らくですが、この回答をしてしまう方はそう少なくはない、いや、むしろ多いのではないかと思います。今日はそんな話。

Wantの語源は、「欠けている」

皆さんは英語の“want”の意味をご存知ですよね?そう、“~が欲しい”という意味です。ちなみに皆さんは“want”の語源をご存知ですか?調べると、下記の通りです:

古期北欧語からで、「欠けている」という意味らしい。
現在の”want”の名詞の意味には、実は「不足」「欠如」という意味がある。これは語源の意味が名詞に残っているということかも知れない。しかし”want”の動詞の意味にも、この語源の「欠けている」がつながってくる。
「欠けている」ということは、その足りないものが欲しくなるのは当然である。つまり、動詞の「欲する」「欲しい」というのは、語源の「欠けている」からきているのである。

(参照:英語の世界観 )

つまり、「願いがない」という状態はどういう状態かと言うと、「特に何も欠けていると思っていない」ということとほぼほぼイコールだということが分かるでしょうか。この状態は他でもなく、今の日本の現代社会が作り出したものでしょう。人間が“欠けている”と思っているものは殆ど埋められてきた、そんな社会になっている訳です。「それでいいじゃん」と思われるかもしれませんが、この状態の人が増えることは非常にマズイことだと思っています。

満たされていると、それ以上何も考えない=思考を奪う

なぜならそれは、人から思考を奪うことと同じだからです。欠けていなければそこに対してなんの感情も生まれないでしょう。そうするとそれが当たり前になり、考えなくなる。そういったことが一部ではなく、様々な場面で起こってくると、考える機会がどんどん失われていく。今、無気力に生きている人が多いように言われているのは、こんなところにも原因があると思います。欠けているからこそ欲し、その欠けているものを埋めるために考える。今の現代社会では、これは意識しないと欠けた状態にならない、そんなところにまで来ていると思う。

“何もないから面白い”これを前職の採用のコンセプトにしていましたが、“何もない状態”に自身の身を置くことこそが、常に“欠乏感”を出すことに繋がります。小さい企業に入ったり、独立することは確かに“不安”でいっぱい。でも、だからこそ考える。どんな形でも、そういった状態を作り出すことは、これから重要なんじゃないかと思います。

スポンサーリンク


キヨカワ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


コメントする