一流になるための方法

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<一流目指すなら早く独立を>

テキサス州ダラスの中心部にあるテキサス大サウスウエスタンメディカルセンター。ここに今、不眠や肥満といった生活習慣病の一大研究拠点が誕生しつつある。国内外から優秀な研究者を集め、脳の中で眠気や食欲をつかさどる仕組みを解明し、将来の治療につなげる。その中心人物となる柳沢正史(48)は30代半ばで米テキサス大教授になり、医学の発展につながる発見を次々と成し遂げてきた。

(中略)10人以上のノーベル賞受賞者を輩出したハワード・ヒューズ医学研究所が研究員の職と資金提供に動いた。その研究費をもとにテキサス大に研究室を開設、準教授として米国での生活が始まった。31歳の時だ。渡米の誘いを受け入れた最大の理由は「早く独立したかったから」という。「若くしてアイデアを出しても、教授になるまで10年も人の下で働いたら、自分の仕事はできない。一流を目指すのなら、若手研究者は早く独立してほしい」と力説する。

どの分野で一流になりたいかが明確になっている人ほど、一流になれる可能性が高い

「一流になりたいですか?」と聞けば、多くの人がなりたいと答えるでしょう。ただ、「そのための苦労を厭わないですか?」と聞いた時、多くの人が尻込みするのではないでしょうか。なぜなら、「それがダメだったらどうしよう」と思うからですね。また、それ以前に、「そもそもどの分野で一流になりたいか分からない」という、根本的な部分が固まっていないという方も多いのではないでしょうか?どの分野で一流になるか、ということを決めることは、ある意味(一つに)決めて(他の道を)断つ=決断することですからね。

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なので、余程の覚悟がない限り、一つの分野に絞ることは大変です。ですが、これを逆に言うと、どの分野で一流になりたいかが明確になっている人ほど、一流になれる可能性が高いということも言えるのです。一流と言われている方々を見てみて下さい。イチローや浅田真央さんのようなスポーツ選手はもちろんのこと、ノーベル賞を受賞された先生方もそういわれるでしょう。彼らに共通することは何か?それは、一つのことを極めるために他の道を断ち、自分がその分野で成功できると信じ切ったことにあるのではないかと思います。「彼らは特別でしょ?」という声も聞こえてきそうですが、その覚悟なしにトップまで上り詰めた人を僕は知りません。(一部の天才はいるかもしれませんが)

自分の進むべき道を見つけて、そこに到達するにふさわしい場所を選ぶ

もともと、日本の教育自体がいかに普遍的なスキルを身につけて、何処にでも行けるようにリスクヘッジするか、という形になっているので、一つに絞るということが、物凄く勇気のいることになっているのだと思います。確かに生半可な気持ちで出来ることではないです。しかし、それが定まれば、そのためであれば、辛いことや苦しいことなどにも耐えられるのです。今回記事で上げた柳沢さんは、完全にそれが見付かっている人です。しかも、自分のやりたいことを最大限やれる環境に自分の身を置いていらっしゃいますから、後に再度名前を聞くことになるのではないでしょうか?

自分の進むべき道を見つけて、そこに到達するにふさわしい場所を選ぶ。それこそが、一流と呼ばれる人たちに仲間入りするための正攻法だと思います。「仕事を実際にしてみないと分かんないよ」そう思っている方、その時点で今既に見つけられている人に大きな差をつけられているということは認識した方が良いかもしれません。

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キヨカワ

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