目的を達成する方法②

公開日: : 最終更新日:2015/12/16 5.希望の面接を突破するために

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突然ですが、今日はまず物語からお読み下さい(笑)

あなたは勇者です。ある日王様から、盗賊にさらわれた姫を助けて欲しいという依頼を受けました。

あなたはその依頼を受けることにしたのですが、その依頼を受けるのも、あなたには病気がちの母親がおり、その母親を助けるために、依頼によって得られる褒美がどうしても欲しかった、という理由があります。

そしてあなたは旅立ちます。盗賊のアジトは孤島にあり、ボートでその島に向かいました。島に着くと、「盗賊の居場所を教えてあげるよ。」という少年に出会いました。何も手がかりがなかったあなたは、その少年に従い、盗賊のアジトに着く事が出来ました。幸いなことに多くの盗賊は出払っているようで、奥にどんどん進むと、姫を見つけることが出来ました。

しかし、姫の前には盗賊の親玉らしき人物がおり、対決は避けられそうにありません。そして、あなたは盗賊の親玉に対決を挑みます。少年の助けもあり、死闘の末、あなたは見事勝利を収めることが出来ました。

盗賊の親玉を縛り上げ、いよいよ姫と脱出、となったのですが、目の前には盗賊の財宝がありました。これを持っていけば大金持ちになれる!と財宝を持てるだけ持ってその場を後にします。

ボートまで戻る途中、少年に「僕もあなたのような勇者になりたい!島から連れ出して欲しい」という話をされました。快諾しようとしたあなたですが、ふとボートのことを考えると、どう考えても全部を載せることは難しい事に気が付きます。

そこであなたは下記のいずれかの決断を迫られたのです。あなたと姫は必ずボートに乗るとして、下記、何かを積むと20%沈没する確率が上がるということが分かっています。

1.少年を載せる
2.財宝を載せる
3.何も積まない

さて、あなたはどれを選びますか…??













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この問題自体に「正解」というものが存在する訳ではありません。ただ、何を目的にするか、によっては、正解が存在するようになります。

目の前の利益に目を奪われると本来の目的が達成できなくなる

どういうことかと言うと、「1」や「2」を選んだあなたは、最悪、船が沈んで死んでしまう覚悟まで持って選ばなくてはならない、ということを考えなくてはなりません。20%と、確率としては低そうなイメージがありますが、5回に1回は起こる訳です。沈んだだけでは死なないかもしれませんが、自分だけではなく、姫も救う必要があります。助けられなければ、王様に殺されてしまうかもしれません。(それは物語にない部分なので分かりませんが)

なので、「姫を確実に助ける」ということを最大の目的とするのであれば、3.何も積まないが正解になると思います。この問題を出すと、「1」を選ぶ方が多くいらっしゃいます。恐らく、人情的な部分なのでしょう、彼がいなかったら目的は達成できなかったから、等々の理由で、彼を載せることを選ぶのです。人間としてそういった人情を持つことは非常に大切です。けれども、船が沈んで死んでしまえば、何もならないという最悪のケースまで考えられておらず、20%という確率を軽視していることが多いのです。ただ、自分や姫が死んでも構わないということを織り込んだ上で、少年との友情が大事だ、と思う人は「1」と判断するのもアリでしょう。…ちょっと無理がありますけどね。

一番の目的は何なのか、それを最も達成できる選択をしよう

さて、今日の本題。今日の話はこのように解説して納得して頂ける方は多いと思うのですが、自分自身の現実に置き換えると出来ないケースが多いのです。最たる例が就職活動での企業選びです。例えば、企業を選ぶ上で、下記の2点が譲れない点として上げた学生がいたとしましょう。「若いうちから責任ある仕事を任されたいです」と言っているけれども、「尊敬出来る社員の多い企業に行きたいです」という人がいます…何が言いたいか、お分かりになるでしょうか?

「若いうちから責任ある仕事」というのは、若い社員の多いベンチャー企業の魅力として語られることが多くあることです。ベンチャー企業とは、開拓者精神を持って世の中に新しい価値を生み出していこうとする企業体です。自分の前には誰もいないことが多いのです。(むしろ、だからこそ仕事が任せられる、と言っても過言ではありません)そこに対して、「尊敬出来る社員が多くいて欲しい」というのは、「あなたの『最大の目的』は若いうちから責任ある仕事をすることではないですよね?」と思わざるを得ない材料となってしまっているのです。

あなたにとって、就職する最大の目的は何なのか、それを達成するにはどうしなくてはならないのか、それを考え、伝えられて初めて、説得力があると思いますよ。

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