3年以内の転職の是非


20151106-00000004-wordleaf-0f4a075e3c95b3c8dbf6c0ce7eb97fc46

厚生労働省が大卒の3割が3年で会社を辞めてしまうという調査結果を発表しました。「最近の若者は我慢する力がない」といった声も出ているようですが、実は3年で会社を辞めてしまうという傾向はずっと昔から変わっていません。

(参照:大卒社員の3割が3年で退社、「最近の若者は我慢がない」は本当か?

「最近の若者は」の話は、ソクラテスの時代かららしいです(笑)最近の若者かどうかはともかく、3年以内の退職及び転職について、キャリアを構築する側面から考えていきます。まず、3年以内の退職及び転職について、結論から言えば、「是とも非とも言えない、ケースバイケースだ」となります。とはいえ、全くの指針がなければ記事を書く意味がないので(苦笑)、今日はその辺りを。

端的に言えば、面接の場で聞かれる「退職理由は何ですか?」に、面接官が納得する理由が言えればOKということです。はい、ポイントは、“面接官の納得“なので、一概に言うことはできません。とはいえ、求職者のそれと面接官のそれにズレがある可能性があるので、その点を少しでも埋められればと思います。

退職理由が前向きな理由だけであるはずがないことは面接官は知っている

退職理由というと、前向きな退職理由を話すべきみたいなマニュアルがありますが、後向きの理由が全くない転職などあり得ません。喩えるなら、「私は嘘を付いたことがありません!」と成人したいい大人が言うようなものです。(誰も信じませんよ)ではどうするかと言うと、退職しようと思うに至った理由を自分で分析し、原因を突き止め、反省するということから始めるのが良いでしょう。

上記の反省を促す質問としては、「もともとなぜ、その会社に入社したのか?」「その入社した理由は叶ったのか?叶わなかったのか?」「叶ったのであれば、何がそれ以上に不満なのか?」「叶わなかったのであれば、それは何故か?」「そういった状況になることは事前に予想できなかったか?予想できたとしたら、どうすれば良かったか?」などなど。

要するに、同じミスを犯さないために、自分できちんと考えられる人間かどうか、というところを見たいとは思っています。(人間ですから、ミスはあるでしょう)なので、新卒の場合は転職が初めてになるので、上記をきちんと反省さえできていれば、割とすんなり転職できてしまったりします。あくまで、“初めて”だからです。2回目以降の転職はそうはいきません。

自分の専門性の証明は、携わった年数が一番簡単

当然ですが、最初の会社になぜ入社し、そして次の会社にはどういう転職理由で入社し…ということを聞かれ、そこに自己反省がないようであれば、同じミスをする人間で、信用もおけないとなるわけです。上記をご覧いただいて分かるように、2回目の転職以降は転職が格段に難しくなります。特に、今いる会社以上に良い会社に入りたいと思うのであればなおさらです。

なので、2回目以降の転職については、基本、キャリアアップの転職(自身の専門性を買われての転職)でなければキツイと思います。そして、専門性を買われる、という方法は色々ありますが、最も簡単に証明する方法は、その業務に何年携わったかです。もちろん、営業であれば数字を残したり、他の職種でも分かりやすい成果が見えるものがあれば良いのですが、必ずしもそういった目に見える成果を表現しづらい職種もあるでしょう。そうすると「年数」が一番分かりやすいポイントとなるわけです。ただ、「年数」だけがあっても仕方はありません。一定の年数以上についてはさほど評価は変わらないですから、そこから先はその業務に当たって、どんな自分なりの付加価値を生み出してきたか、という側面が重要になろうかと思います。

まとめ

これらをまとめると、2回目の転職先までに自分の専門分野をきちんと定め、そこである程度の期間業務に携わるということが非常に重要なファクターになろうかと思います。もちろん、自分が生み出した付加価値についても重要です。また、キャリアの積み方は転職だけが全てではありません。(起業というキャリアパスを考えるならば、そもそも冒頭の面接官に納得~のクダリはまったく必要ありませんから)どこか企業に属しながらキャリアをどう構築するか、ということを考える上では一つの方法ではあろうと考えます。

p.s.
もちろんですが、ブラック企業かどうかはともかく、精神を病んでまで続けるべき仕事はありません。ただ、そうならないようにするにはどうしたら良かったか、というような視点は非常に重要なポイントだと考えます。

スポンサーリンク


関連記事

面接に遅刻したら

面接で遅刻する…ということはあってはならないことではありますが、電車の遅延をはじめとした不測の事態で

記事を読む

目標・目的達成に対して最大の障害とは

「海外と繋がるような仕事がしたい。」これが私が自分で起業した理由の一つです。今ようやくその芽が出よう

記事を読む

リシュ面を導入している企業はどうなのか

“リシュ面”という大学の履修及び成績を面接の中で聞いていき、学生に話を盛らせないための面接手法が流行

記事を読む

自分のアイデアを採用してもらう方法

「自分のアイデアを形に出来るような仕事がしたい!」そんなことを考えて面接で話をされる方をたまに見掛け

記事を読む

待てないことで失っているもの

ビジネスにおいて“時間を有効活用する”ということが重要であることは言うまでもないでしょう。ただ、“時

記事を読む

新年の挨拶のネタで“箱根駅伝”を使う前に

あけましておめでとうございます。今日から仕事始めという方も多いのではないかと思いますが、皆様はどのよ

記事を読む

自分のやり方にこだわる危険性

○Works No.105 早稲田の監督就任1年目のことだった。10番というチームの司令塔とな

記事を読む

全国大会で優勝する一つの方法

最近では甲子園常連校となった沖縄の興南高校。今でこそ有名校ではありますが、恐らくこの高校を一躍有名に

記事を読む

志望動機が言いづらい?それ間違いです。

「志望動機を教えてください」 多くの会社で聞かれるであろうこの質問、そういった意味で多くの求職者が

記事を読む

未経験のことにどう向き合うか

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」といったのはビスマルクの言葉ですが、歴史(=他者の経験や失敗)

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


  • profile1

    運営者:きよきよ

    ドラクエ・FF好きで、ドラクエ10とFFRKは現在進行形でプレイ中。本業はフリーの人事コンサルタント。

    学生と社会人の座談会や、学生をアジアへスタディツアーで連れて行っています。

    東京在住。妻と娘2人の4人家族。

PAGE TOP ↑