仕事上のコミュニケーション能力を高めるには

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「コミュニケーション能力を高めたい!」と思っている方は非常に多いようです。そういった方が客観的にコミュニケーション能力が低いのかどうかはともかく、コミュニケーション能力を高めたいというニーズを持っているのだと思いますが、コミュニケーション能力が高いということはどういうことなのか、ということが定義できていない方がほとんどのような印象を受けます。

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何のために「コミュニケーション能力を高めたい」のか

改めてお聞きします。「コミュニケーション能力が高いというのはどういう状態のことをいうのでしょうか?」。単に「おしゃべりが上手い」ということなのでしょうか?恐らく多くの方は「それもあるかもしれないが、それだけじゃない」というのが感想ではないでしょうか。

このような根本的な問いに明確に答えられない場合、抜け落ちているのは「何のためにコミュニケーション能力を高める必要があるのか」という“目的”です。その“目的”に立ち返れば、「おしゃべりが上手い」だけでは足りない理由が見えてくるでしょう。例えば、仕事上のコミュニケーション能力を高めたいという話であれば、仕事上でどのようなシーンでコミュニケーション能力が低いと感じ、改善しなくてはならないのか、ということを具体的に考えることができると思います。

仕事上での“コミュニケーション能力”=周りを巻き込める力

さて、今回は“仕事上”のコミュニケーション能力を高めるには、というテーマで進めていこうと思います。“仕事上”のコミュニケーション能力とは何になるのでしょうか。様々な答えがあろうかとは思いますが、私個人の意見としては、「周りの人を巻き込む力」と言い換えることができるのではないかと思っています。

なぜそのように定義付けをしたかと言うと、仕事というのは一人では完結せず、必ず誰かに協力をしてもらう必要があり、その誰かにいかに気持ちよく協力してもらえるかどうか、という潤滑油のために“コミュニケーション”という手段があると思っています。つまり、いかに「自分に(気持ちよく)協力してくれるか」、又は「周りの人を巻き込めるか」という話ではないでしょうか。「周りの人を巻き込めるか」という話になると、漠然と「コミュニケーション能力を高める」という話よりも一歩進んだ印象はありませんか?

周りの人を巻き込めない理由は意外なところにある可能性が

さて、では具体的に「周りの人を巻き込む」にはどうしたら良いでしょうか。もっと言えば、「コミュニケーション能力を高めなければならない」と感じているのは、今、「周りの人を巻き込めていない」ということとイコールではないでしょうか。

実は、「周りの人を巻き込めていない」というのは、“会話”的な側面の“コミュニケーション”ではないところに原因があったりします。例えば、人に頼ることができない性格で、何でも自分でやってしまっている、というようなことが原因になっている可能性があります。そうすると、そもそも周りの人に何かを頼むという経験が必然的に少なくなるので、「周りの人を巻き込む」のが苦手、ひいては、「コミュニケーション能力が低い」というようなところに繋がっている可能性が高いのです。このように、周りの人を巻き込めていない本当の理由を見つけていくことが何よりもはじめにやらなくてはならないことなのです。

自分が目を向けたくないところにこそ原因がある

コミュニケーション能力というと、どうしても“傾聴力”であったり、“相手の立場に立つ力”という方向に話が行きがちです。もちろん、それらのスキルも非常に重要ではあります。ただ、それ以上にご自身に根本的な理由がある可能性というのもそれと同等に大事なことだったりします。

また、それらの原因が自分としてはあまり目を向けたくない原因である可能性だったりします(嫌な人に頭を下げたくない、というような・笑)。それを放置することもできると思いますが、コミュニケーション能力が一向に改善しないと思われるのは、実はそういったところがメンタルブロックになり、解決できないということが実は非常に多くあるのです。

コミュニケーション能力に限らず、ご自身を成長させるということは、今の自分を高めるということ。是非、今のご自身から目を背けず、根本的な原因に対して解決できるよう行動していってください。

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キヨカワ

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