楽な仕事・楽な業界へ転職するのはありか

公開日: : 最終更新日:2015/12/22 1.キャリア構築の大枠の考え方

Pocket

今の仕事が激務すぎて楽な仕事・業界はないものか…と探した経験がある方もいらっしゃるかもしれません。昨今では「脱社蓄」なるブログが多数存在しますし、そのような方法で見事「脱社蓄」をされた方も実際にいらっしゃるようです。ただ、それは本当に良いことなのか、改めて考えてみたいと思います。

be55076a022110b28983c7c247f5daf6_s

自分が「楽」と感じられる仕事こそ「楽」な仕事

まずは「楽」という言葉について。一口に「楽」と言っても大きく2つの意味があるように感じます。1つは、同じ20万円を稼ぐのに働く日数や時間が違い、少ない日数や時間で稼げる方を「楽」と表現するもの。もう1つは、あなた自身がその仕事を「楽」と感じるかどうかというものです。もちろん、上記両方が揃っているものが一番の「楽」な仕事なような印象は受けますが、後者は絶対に必要な条件であり、前者はあったら良いなくらいの条件になってくるのではないかと思います。

誰にとっても「楽」と感じることのできる後者の仕事というのは得てして前者の条件を満たさないことが多いのですが、中には本当に「楽」で給与の給与の高い仕事も存在します。そのような仕事に就くということを止めるつもりはありませんが、就く前にちょっと考えてみて欲しいことがあります。

なぜその仕事が「楽」なのかを考えてみる

「なぜ、その仕事の給与は高いのでしょうか?」世の中には必ず相場というものが存在します。その相場を圧倒的に越えてくるような仕事の場合には必ず確認した方が良いでしょう。特に、その業務に当たる上での“リスク”というものをしっかりと認識する必要があります。分かりやすい例で言うならば、某原発の爆発のあった場所での作業員の仕事は著しく給与が高いわけです。ただ、その仕事に従事することによるリスクはあるところをどう捉えるかということですね。このように仕事に従事することが直接リスクに結びつくのであればまだ分かりやすいのですが、そうでないリスクが隠れている可能性もあります。

それは、長期的な時間軸で見た際のリスクです。“今”という時間にフォーカスして、“今”であれば楽な仕事でそれなりの給与で満足と感じられているかもしれませんが、それが5年後、10年後、もっと言えば定年するまでそれで良いのか、又は、それよりも低くなっていく可能性や職を失う可能性というところも踏まえて大丈夫かというリスクについてどう捉えるかです。単純に「楽」な仕事であれば、身に付くスキルというのもそれほどない可能性があります。そのような仕事だけしていて本当に大丈夫なのかを改めて確認する必要はあるのではないでしょうか。

今「楽」をして将来苦労するか、それともその逆か

では、結局は「楽」な仕事に就くなという話をしようとしているのかというと、半分はそうなのですが、半分は違います。まず「半分そう」という部分についてお話をすると、“今”苦労するか、“将来”苦労するかという意味で言えば、“今”苦労して“将来”苦労しない方が良いのではないですか?という提案です。

”今”苦労から逃げることは上記のようにできる可能性はあります。ただ、“将来”という意味では難しい部分もあるでしょう。その“将来”苦労しないために単に努力すれば良いかと言うと、それも違うと思っています。“努力をすべき場所”というものが存在すると思います。その場所とはどこか。

それは、これから“需要が伸びてくる場所”です。分かりやすい場所で言えば、少子高齢化を目的としたビジネスであったり、海外であったり、それを求めている人が単純に増えていく場所でのビジネスは確実に“需要”が伸びます。そのような場所で努力をすることは上りエスカレーターを上ることと同義で、多くの業界は下りエスカレーターを頑張って上ろうとしています。どちらが「楽」かは明白ですよね。世の中の流れに逆らわず、世の中の流れを上手く利用することが「楽」に繋がることは間違いないでしょう。

他の人は「楽」ではない、自分にとって「楽」な仕事を見つける

そして「半分違う」という部分ですが、これは“他の人にとっては辛いと思う仕事でも、自分にとっては「楽」と思える仕事を探すこと”です。ある意味、それを“社会における強み”と言い換えることができると思うのですが、自分自身の認識している“強み”だと思っていることとのズレがあることから、中々気付いていない方が多いように思えますし、そのことを軽視してしまっている方が多いように思えます。

それに気付けるかどうかというのは、周りの人の声をよく聞くことです。自分が当たり前と思っていることでも、周りの人は自分にどう感謝しているのか。それは仕事上に限らず、プライベートも含めて考えてみると良いと思います。そして、それをありがたいと思ってくれるような業種、職種で職に就くことができれば、それは「楽」に仕事ができることに繋がるわけです。

まとめ

このように「楽」な仕事、業種に就くと一口に言っても様々です。そして、「楽」な仕事に就くことは必ずしも「悪」ではありませんし、むしろ「楽」な仕事に就くべきでしょう。最終的にはご本人の決断になろうかと思いますが、私個人としては“今”だけを見るのではなく、“将来”を見据えた決断をしっかりとしていただきたいなと思っております。

スポンサーリンク


関連記事

毎日がつまらない中年男性72%

嵐の大野くんが出演しているドラマ「世界一難しい恋」を妻が昨日見ていたのを横目で見ていました。内容につ

記事を読む

2016年1月から5月までの世界経済を振り返る 中編

昨日は2016年の年初から今日に至るまでの株価の動きを追ってきました。アメリカが一人勝ちであること、

記事を読む

サラリーマンこそ確定申告のススメ

今年も確定申告の締切りが迫ってきましたね。私も本日の午前中に提出を終え一息をついたところです。ところ

記事を読む

副業で稼ぐ近未来の当たり前

“ウバライゼーション”という言葉をご存知でしょうか。ウーバー(Uber)というタクシー配車サービスで

記事を読む

会社に不満があっても退職しない理由

2月9日付けの東洋経済オンラインで“日本人は世界一、自分の会社を嫌っている”という記事が上がっていま

記事を読む

ベンチャー、スタートアップへの転職を考えている方へ

ここ最近の転職市場は活況ですね、どんな記事を見ても“売り手市場”の文字が並んでいます。この転職市場が

記事を読む

リスク回避の判断基準

“いかに致命傷を負わないか”ということが大事と先輩起業家から言われてきたことは当ブログでも何度か紹介

記事を読む

これからの時代でキャリアを築く方法

“戦略”とは、特定の目標を達成するために、長期的視野と複合思考で力や資源を総合的に運用する技術・科学

記事を読む

選ぶ力ってなんだ?

「選ぶ力がない。」このようなことを学生に対してだけでなく、社会人であっても感じることが多々あります。

記事を読む

方向性を考える上で大事なこと

金沢大学は常に恐れることなく現場の困難に立ち向かっていける次の能力・体力・人間力を備えた人材を育成し

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


  • profile1

    運営者:きよ

    本業:フリーの人事コンサルタント

    学生と社会人の座談会や、学生をアジアへスタディツアーで連れて行っています。

    東京在住。妻と娘2人の4人家族。

PAGE TOP ↑