どうしても完璧主義になってしまう人へ
突然ですが、皆さんはドラクエⅢをやったことはありますか?キヨカワ世代だと、ファミコンカセットでよくふーふーしてから差し込んでやったものです。(しかも、ドラクエⅢはデータが消えやすくて有名だった)今の皆さんは…スーパーファミコンはまだ良い方で、携帯なんかでも今はできるようですから、そういったものを通じてご存知の方も多い名作です。
スーパーマンを作るのに費やした時間と効果を比較すると…?
さて、このゲームをやったことがある人は、このゲームに“転職”という機能があるのはご存知だと思います。言葉の通り、違う職業に変えることの出来る機能です。ちょっとやりこんだことのある人は、“賢者”で全ての魔法を覚え、“戦士”か“武道家”に転職して、“スーパーマン”のような人を作った経験のある人も多いはず。そして、そんなことをやる人は概して、自分自身もそういった“スーパーマン”になれれば、見たいな事を心のどこかで願っているのかもしれません。
でも、実際そういった仲間がパーティにいてどうか?確かに何でも出来るので、役に立つことは間違いありません。ただ、そうなるまでに費やした時間を考えると、それに値する仲間になったでしょうか?…そうでもない、というのが実態ではないですか。なぜそんなことが起こるのでしょう?
全ての人間には平等に、1日24時間しか与えられない
それは、モンスターとの戦闘において、どういった仲間であろうと、1ターンに1コマンド(行動)しか出来ないからです。どんなにレベルアップした所で、1ターンに2コマンド出来るようになることは残念ながらありません。むしろ、手っ取り早く強いパーティを作るなら、何か一つの職業を極めた仲間を入れていった方が結果的に早くラスボスを倒せます。
さて、これを是非現実に置き換えて欲しいのですが、多くの人は「成長したい」と言います。そして、そのほとんどが、上記で言うような“スーパーマン”になりたがっているようにも感じる。別に時間を掛ければそういった“スーパーマン”になれるかもしれない。でも、一人の人間に与えられている一日の時間は24時間と決まっているし、そもそもそういった人がどれだけ世の中から必要とされているか(価値があるか)は疑問が残ります。それよりも、それぞれの人がそれぞれの強みを活かせる状態を作ることの方が大事ではないでしょうか?
それぞれの人が活き、弱みをフォローしていくことが大事
強みを活かす状態を作るのに大事なのは、その人が強みを発揮できるような環境を整えてあげること。間違いなくこれは重要なことの一つ。そして、見逃されがちな大事なことの一つは、他人の“弱み”を受け入れ、フォローしていく精神。先に言っているように、完璧な人間など存在しないのだから、完璧でない部分をいかに受け入れて、それをフォロー出来るような体制をいかに作るかが重要だと思う。
現実には確かに“スーパーマン”のような人はいる。けれども、多くの人はなかなかそうなれない。中々なれないものをいつまでも追うのは、ゲームの世界ではともかく、現実でやるにはあまりに時間が足りない。これを解決する方法は現実でも同じ:自分が出来ないことを出来る人を味方につける。それで全ては解決すると思います。
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