転職で後悔しないために

公開日: : 1.キャリア構築の大枠の考え方

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転職活動を始めて内定を複数社もらい、そしていよいよどの企業を選ぶかという段階で大いに悩むということはよくあることです。追い討ちをかけるようですが、「隣の芝生は青い」というようなこともよくあり、いざ転職してみると前職の方が良かった、なんていうことも多々あります。せっかくの転職、このような後悔をしないためにできることはあるのでしょうか。

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転職する元々の理由を振り返ってみる

まず一番はじめにご自身に問うべきことは、「なぜ、転職をしようと思ったのでしたっけ?」ということです。理由がなければ転職はしないでしょう。そして、その理由を解消するために転職という選択をされているはずです。今回の転職はその理由を解消するための転職になっているでしょうか。

転職活動をしていると、そういった理由を度外視してとりあえず名のある企業を受けたりしがちになります。名のある企業は福利厚生も良いケースが多いですし、そのような企業から内定が出てしまうと思わず舞い上がり、もともとの動機と関係なく内定承諾してしまうというようなこともよく起こる話です。そして、この福利厚生が良いということだけが入社の決め手になり、後悔している人は非常に多くいます。

よく考えれば分かることではあるのですが、福利厚生というのはあくまで“プラスアルファ”の要素です。そして、福利厚生が悪いからといって、それが理由で転職するという決断をされる方はほとんど聞いたことはありません。この事実をまず押さえ、福利厚生という一見魅力的に映るものを転職先を決める上での理由からは除外しましょう。

現職(前職)で良いことを明文化する

次に大事なのが、現職(前職)での良かったことを考えてみることです。もし、現職(前職)が新卒で入社した会社の場合、良いところを考えるのは少々難しいかもしれません(他の企業との比較感がないので)。そうした場合、転職で入社してきた方に現職(前職)の良いところを聞いてみると良いでしょう。つまり、他の企業に移れば、その良いところは失われるかもしれないということを認識して欲しいのです。

ただ、残念なことに認識をしても多くの場合はそれらを軽視することになるでしょう。大切なものは失ってからはじめてその大切さに気付くものです。とはいえ、現職(前職)で良かったことを明文化しておくことは非常に大事です。もしかしたらそれを失うことで後悔するかもしれません。ただ、それを失って大事なものだった、ということを後からでも認識できるかどうかということは非常に重要なことだと思います。

内定先に自分のロールモデルを紹介してもらう

最後に、内定承諾前に内定先の企業の方と会うことをオススメします。特に、自分のロールモデルになるような社員の方と会わせて欲しいという話をすると良いと思います。これを断ってくる企業については、内定辞退をしても良いかもしれません。やましいことが企業側にない限り、このような依頼は受けない理由がありません。お互いにお互いのことをしっかりと理解することが何より大事ですので、あなたにとっても、企業側にとってもメリットがある話であるはずだからです。

また、そこでアテンドされる社員のように何年後かになりたいと思うか。また、自分のキャラクターを考えても実現可能な範囲なのか、ということを考えてみると良いと思います。魅力的だけれども、その人のようになることは無理だろうなと思うならば、もしかするとその道は違うかもしれません。ロールモデルを紹介されているのですから、企業側としてはその紹介された方のようになって欲しいという期待値があります。そこに自分自身が努力していこうと思えるか、ということが大事です。

まとめ

まとめとして、転職で後悔しないためには、「転職する元々の理由を振り返る」「現職の良いところを確認する」「内定先にロールモデルを紹介してもらう」という3つを紹介させていただきました。このようなステップを踏んでも後悔する、ということはあろうかと思います。ただ、転職というのはどういう状態であろうと精神状態が普通ではない状態になります。そのような状態で通常であれば選択しないであろう選択もしてしまう“可能性がある”のが転職活動中なのです。このような事実を認識しておくだけでも、後悔しない選択ができる第一歩かもしれません。

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