企業選びの軸に是非入れて欲しいこと

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後輩が入ってくることは当たり前ではない

「後輩が入ってきて当たり前」このような感覚は、学生時代までは当たり前にあったことかと思います。しかし、こと企業になると、実はそんなことはなくなる、ということに気付かれている方も多いのではないでしょうか。「10年以上(自分の部署に配属される)後輩がいない」という人も、実は珍しくありません。なぜこんなことが起こるか、という理由は単純で、世の中の全ての(企業の)部署は毎年新人を入れるほど成長して(売上が上がって)いないからです。当たり前ですが、売上(もっと言うと利益)が上がっていなければ人を増やすことは出来ません。つまり、売上が上がっていなければ、誰かが抜けない限り、後輩は入ってこないのです。

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後輩が入ってくることのメリットとは

「別に後輩なんていらない」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、後輩が入ってこないということは、思いの外デメリットが大きいです。一つは、先輩風が吹かせられない、ではなく(笑)、「教える機会を失っている」ということにあります。“人にものを教える”という機会は、自分自身の仕事を振り返る良い機会になります。自分自身の仕事を振り返ることで、自分自身の経験が整理され、整理されていくことで見えてくるものが沢山出てきます。この繰り返しこそが、自身の仕事のスキルアップとなり、より良い仕事をすることが出来ます。“教える機会がない”ということは、上記のような機会を逸し、成長の機会を失っていることとイコールなのです。

もう一つは、「自分以外の人のことを考えにくい」ということ。親にならなければ親の気持ちは分からない、というものと同様に、先輩になってみないと先輩の気持ちは分からない、ということは多分にあります。このように“いろんな人の立場”に実際に自分が立ってみることこそ、本当の意味で“その人の立場に立って物事が考えられる”ようになります。

その人の立場に立って物事を考えられる力は人間性を上げる

“その人の立場に立って物事を考える”という行為は、“人間性”を上げる行為です。“人間性”ほど普遍的で、どんなところに行っても重宝がられるものはありません。他にも色々とあると思いますが、後輩を持たない(持てない)ということは、様々な側面で損をしてしまいます。企業を選ぶ上であまり見られていないポイントかもしれませんが、後輩がすぐ持てるかどうかというのは、個人的には絶対見るべきポイントだろうな、と思っています。

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キヨカワ

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