感情が顔に出る損

公開日: : 2.組織人として生きるために


昨日の点滴から体調は少なくとも回復傾向にあるものの、薬のせい(?)で大分ぼーっとしているような感じがしている火曜日の朝です。薬というのは…効いてくれるんですけれども、この無気力状態にさせるような副作用がどうにも、ですね。このような状態では良い仕事ができるはずもありません!と、今日もまた一つ健康である、というよりも“平常であることを保つこと”がこと日本でビジネスをすることにおいてはいかに大事かという話を書いていこうと思います。

ac7ca66f0eda6b2c0418e31c7da61d11_s

いかに本当の感情を悟られずにコミュニケーションを取るか

「お前は思ったことがすぐ顔に出るな。」この指摘は私が社会人になってはじめての上司によく指摘されたことです。今でも直っているかといえば自信が結構ないのですが、自分自身が平常である時には間違いなく隠せている自信があります。そう、平常である限りは、です。しかし、この平常というものは簡単に壊れるもので、今のように体調がすぐれなかったり、何かストレスがかかっていたりすると簡単に壊れ、平常ではいられない状態となり、そのような癖が出る可能性が格段に上がります。つまるところ、平常はすぐ壊れるので全然直っていない可能性があるということです(苦笑)。

私のことはさておき、こと日本でビジネスをする上ではこの“平常な状態”でのコミュニケーションが求められるということが暗黙知にあるような気がしています。言い換えると、自分自身の“本当の感情”を相手に悟られずにコミュニケーションを取れる力というものが必要とされるということです。これがよく言う“本音と建前”というものを使い分けるというような話に繋がってくるというわけです。

ルールを理解し、遵守し、むしろ活用する

“本音と建前”という気持ち悪い話ではありますが、それがある種ルール(暗黙知)になっているのだからそれはそれに従っていく必要があります(日本でうまくやりたいなら、です)。むしろ、ルールというものをいかに理解し、自分自身が遵守するだけでなく、ルールそのものを上手く利用するということまで考えられれば、気持ち悪いルールも有用なツールにもなったりもします。

分かりやすい例を挙げると、“怒り”という感情をコントロールすることなくビジネスの場に持ち込むことは、百害あって一利なしです。“怒り”を表してしまうことによる害は、“怖い人だと思われる”というような単純な話だけではもちろんなく、“平常をコントロールできない人”という烙印はもちろん押され、さらに“その人の素で考えていることが露呈”されます。そう、最後の部分が実は最も危ない部分で、その人そのものの器の大きさがここで露呈されかねない状況を自ら作っているということに近しいのです。

怒っている人の発言を冷静に聞いてみると分かる素

このように“怒り”というものをコントロールせずに素で出してしまうことの危険性を書いてきたわけですが、裏を返せば、自分ではなく相手が“感情的に怒っている”という状況をよく観察するということが非常に重要であるということも併せて気付けるのではないかと思います。そう、感情的に怒られた時、その怒っている人の話を冷静に聞いてみると良いのです。その人が本当にこちらのことを考えて怒ってくれているのか、それとも自分のストレスのはけ口のように怒っているのか、非常に明快に分かるし、後者であればその人の言うことを今後聞く必要がないということも分かるでしょう。

どれもこれも、日本という社会で“平常”のコミュニケーションが強く求められるからに他なりません。何度も言いますが、非常に気持ち悪い話でもあったりします。ただ、それが暗黙知であるということも否定はできません。だからこそ、その暗黙知を有用なツールにするというところまでを考える。そういう力を強かさ(したたかさ)と言うのではないかと思います。

p.s.
言うまでもないと思いますが、コントロール下に置きながら特定の感情を敢えて出すということは正に有効活用の一つの方法です。

スポンサーリンク


関連記事

【自己分析】リーダーシップがない人はいない

リーダーシップとは何か? 色んな本で言われていることだと思いますが、“リーダーシップ”とは周りの人

記事を読む

新卒で転職を考えるその前に

新卒の皆さまは入社して半年が経ちましたね。「右も左も分からないという状況だったものが、少し仕事に慣れ

記事を読む

新卒で転職を考える前に知っておくべき事実②

「ブラック企業」という言葉が生まれてから久しいですね。そのせいもあると思いますが、今多くの企業で労務

記事を読む

企業選びの軸に是非入れて欲しいこと

後輩が入ってくることは当たり前ではない 「後輩が入ってきて当たり前」このような感覚は、学生時代まで

記事を読む

企業内でソーシャルメディアの活用がどこまで求められるか

「T字型人材」とは、特定の分野を究め、その深い専門知識と経験・スキルの蓄積を自らの縦軸に据えつつ、さ

記事を読む

仕事の段取りで絶対に見逃してはならないこと

「仕事の段取りで、“進める手順”が“内容”よりも大事なことがある」 この事実をきちんと認識して

記事を読む

新規プロジェクトの進め方で外してはならないこと

“複数の人を巻き込んで1つのプロジェクトを成功させる。”企業においてルーティンで行われていることも含

記事を読む

人に頼らない人生は楽しいか

「アニメの「ドラえもん」の主人公は誰?」と聞かれて、あなたは何と答えますか?「ドラえもん」と答える人

記事を読む

自分のやり方にこだわる危険性

○Works No.105 早稲田の監督就任1年目のことだった。10番というチームの司令塔とな

記事を読む

自己分析で“強み”を見つけるヒント②

「あなたの“強み”は何ですか?」これもよく聞かれる質問だと思います。「私は行動力と精神的なタフさがあ

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


  • profile1

    運営者:きよきよ

    ドラクエ・FF好きで、ドラクエ10とFFRKは現在進行形でプレイ中。本業はフリーの人事コンサルタント。

    学生と社会人の座談会や、学生をアジアへスタディツアーで連れて行っています。

    東京在住。妻と娘2人の4人家族。

PAGE TOP ↑