面接で「第一志望です」とアピールしてはダメ
「御社が第一企業なんで、他の企業をあまり見ていません」「浮気出来ないタイプなんで、御社一筋です」「御社の説明会を受けて、正にここだ!と思ったんです」とまぁ、それ以外にもいくつかあるのですが、面接をしていると上記のようにPRする学生さんがいらっしゃいます。就職活動で焦っているのかワカラナイのですが、ごめんなさい、正直、ひいてます。なぜひくかというと、合コンに例えると分かり易いかもしれません。
合コンで初めて会った異性からいきなり告白されることをどう思うか
上記は、合コンの自己紹介の後、いきなり、「付き合ってください!」と、発言をするようなもの、なんですよ。説明会は、そう、自己紹介のようなものです。その自己紹介だけで、その企業をどれだけ分かるのでしょうか?(合コンで、自己紹介だけで判断しないでしょう)興味を持つことは大切だと思います。が、いきなり「告白」にいくのはちょっと違うでしょう。もっと相手のことを知ろう。このステップが抜けているのです。
相手を知る上で、説明会だけで十分なはずがありません。インターネット等を通じて企業をより研究することはもとより、選考を重ねたり、OB訪問したりすることによって、相手のことをもっと知れるのではないでしょうか。その上での「告白」こそ、正攻法なハズです。就職活動はいわば「お見合い」なんですから、自分を安売りしないでください。
重要なのは、相手から告白させること
惚れた弱み、ではないですが、冒頭のような発言をしてしまうのは、正に自分が「惚れてしまっている」からに他ならないでしょう。恋は盲目とはよく言ったもので、そうなるとその企業しか見えなくなったりするわけです。そのような状態からいかに冷静になって、相手から告白させるかを考えましょう。相手が好きなものの情報はインターネットをはじめとし、色々なところに転がっているはずです。そういった情報を集め、その中で自分が提供できるもの(貢献できること)を相手にぶつければ良いのです。そうすれば、わざわざ「第一志望です」などと言わずとも、相手が納得すれば(ココが重要ですが)相手から告白されるはずですから。
P.S.
就職活動をする上で大切なのは、企業を選ぶ軸がぶれないことです。(もしかするとこれが「恋愛」とは違う部分かもしれませんが…)その軸を以って就職活動しているはずなのに、「その軸に当てはまる企業は御社以外ありません!」という答えが返ってくるのはちょっとおかしいかな、と思う今日この頃です。
スポンサーリンク