【就活解禁時期変更を受けて】経団連はバカなのか?

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週末、経団連が就活の解禁時期を8月から6月へ変更する方針であることを発表していました。これを受けて、「何だか中途半端な」「そもそも自由にできるようにしたら良いのでは?」「経団連って頭の良い人がいるはずなのに、バカなの?」という言いたい放題の状態になっています。まあ、言いたい方には言わせておけば良いのだとは思いますが、本当に経団連の方々はバカなのでしょうか。今日はそんな話をしたいと思います。cb45149700d00af0cfd548fce8fbb097_s

社会は一つの意思で動いているわけではない

結論から言えば、「バカであるはずがないでしょう」です。彼らは今よりも厳しい時代の受験戦争を勝ち抜き、そして一流企業に入った方々です。(もちろん、コネのような話もあろうかと思いますが、一部でしょう)そういった方々なのですから、少なくともバカではないですし、また、一人ひとりを見れば、優秀な方々であることは間違いありません。

ただ、今回の話のような表に出てくるものについては、「バカなんじゃないの?」と思われても仕方のない話が出てくることは事実です。なぜ、こんなことが起こるのか、考えたことはありますか?それは、社会というものは決して一人の意思で動いているものではないという事実を知ることから始める必要があります。当たり前のようなこの事実ですが、多くの人が見過ごしている点です。

メリットを享受しているところが必ずどこかにある

「自分がそう思うのだから、他の人もそう思うはずだ」というのは残念ながら幻想で、そう思わない人がいるからこそ、世の中が自分の思うようにはなっていないのです。そういった意味で、今回の発表は、私にとって意外なものでした。経団連というのは、政府や学校をはじめ、様々な業界団体の調整役として動く役割を担っています。そういった調整を、昨年は4月から8月に変更するということで動いていて、一年足らずでそれを撤回するといった動きになっているわけです。

どの団体がどう、という話は今回の話とは関係がないので割愛しますが、「どこかがその変更によってメリットが生じる」ということがなければ、絶対に変更などされるわけがないわけです。(ですから、相当今回の変更の評判が悪かったのだろうな、と想像がつきます。)

日本で道州制が導入されないのは、競争によって差が生まれることを良しとしないから

同じような話で、私が以前、道州制の導入をすべきじゃないんですか?と官僚の方にお話をしたことがあります。私の意図としては、道州制にして、東京一括の予算管理をやめ、各地方に権限を委譲し、各地方の特色を生かした政策を自由にできるようにした方が良いのではないか?という話でさせていただいたのですが、官僚の方の返答としては、「恐らくそれは起こり得ないでしょう」という話をされました。

もちろん、なぜですか?という話をしたのですが、答えとしては、「同じ日本という国にいて、各地方ごとに異なる政策をするということは、受けられる恩恵も変わってきます。それを残念ながら「是」としないのが日本ですね。道州制にすると自由競争が基本原則になります。日本という国で本当の意味での自由競争を望んでいる人は少ないんですよ」というものでした。

「なぜそうなったのだろう?」と背景を考えることが大事

自由競争ではないというのは悪い意味に捉えがちですが、ある意味「弱きを助ける」という良い面があります。「それをなくしても良いですか?」ということとのトレードオフの関係にあるわけです。もちろん、そのバランスを考える必要はあるわけですが、今既にそのメリットを享受している人にとっては、そのメリットを守ろうとするのは当然の動きになるわけですね。

このように、世の中でおかしいと思うことがあった時に、「なぜそうだったのだろう?」と背景を考える必要はあるでしょう。それなしに批難だけするというのは、自分が頭が悪いと公言しているようなものですから。

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キヨカワ

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