面接で話すネタがないと困っている人へ
今日は、面接で自分のことを話す際に非常に重要な要素である、経験・解釈・伝達についてお話をしたいと思います。経験とは、どんな経験をしてきたか、解釈とは、それらの経験をどう解釈しているか、そして、伝達とは、その解釈をどのように伝えるかです。“経験”や“伝達”が大事、という理由は誰もがピンと来る所だと思いますが、“解釈”というものはいまいちピンとこない方も多いかもしれません。しかし、この“解釈”こそが、もしかすると、この3つの中で最重要項目と言っても過言ではないでしょう。具体的な質問を通じてちょっと考えてみましょう。
あなたは社会人としての期待を大きく膨らませ、某銀行に新入社員として入社しました。しかし、入社して以来、あなたに任される仕事は来る日も来る日もコピー取りばかり。そんな日々が1年以上続きました。そうした状況に置かれたあなたは何を感じるでしょうか?
ち
ょ
っ
と
考
え
て
み
て
下
さ
い
。
同じ経験をしていても、解釈の力で世界が違って見える
さて、いかがでしょうか?恐らく多くの方は、「こんな仕事やってられるか」と思うと思います。つまり、「こんな仕事やってられるか」と“解釈”した訳ですね。しかし、中にはこう“解釈”する方もいらっしゃる訳です。「コピーしている時間で内容に目を通せば、社内の誰が誰と会っていて、誰がこの銀行にとっての重要顧客なのか、そういったことがうかがい知れるじゃないか!なんてラッキー!!」実はこれ、本当に某銀行の頭取の方の実話で、このコピー取りを終える頃には一通りの顧客リストがこの方の頭の中に入っていたそうです。
言うまでもありませんが、そういった“解釈”が出来れば、当然、他の場面でも他の方と違った“解釈”が出来、どんどん差が付いていくことになります。これはもしかすると残念なお知らせかもしれませんが、面接官から見ると、殆どの新卒の方はそれ程大きな差のある“経験”をしていません。差が付いているのはむしろこの“解釈”の部分だったりします。
ご自身の今までの“経験”をどう“解釈”するかそういった視点で、もう一度自己分析してみるのも面白いかもしれませんよ。
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