面接で自分がやりたいことを話す前に考えたいこと

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最初に立ちはだかったのはトラックの手配だった。レンタカーはガソリンがないため借りられず、友だちに相談。すると運送会社の人を紹介してもらうことができ、「救援物資を運ぶのにトラックを貸してもらえませんか」と直談判したところ、「わかりました。じゃあ好きなトラック乗って行ってください」と快諾を受け、2トントラックを無事に借りられたという。

続けて物資の調達はいろいろなところに相談をしたものの、どこも「1つか2つくらいしか譲ってくれないって言うんだよ。もうカチンだろ」と難航してしまった。ところが、マネージャーからの提案で会員制の倉庫型店「コストコ」の「一番上の人に電話をした」ところ、「明日、あるだけの物資、持って行ってください」との返事をもらい、結果、水やおむつ、ペーパータオルなどの物資を「2トン車いっぱいに買える分だけ」購入し、いわき市へと出発した。向かった先はいわき市にある老人ホームで、スタッフからは本当に必要な物資だったと、何度も何度も感謝されたそうだ。

(中略)江頭は「感動しました」と言われることに対し、「いや、違うんだよ。ほかの芸能人はお金をもの凄い金額で募金してるじゃない。オレはお金ないからさ。体で払ってきただけなんだよ」と謙虚な姿勢を崩さず、「オレはちょっとの人間を喜ばせて、ちょっとの物資だよ。ながーく何日も何日もボランティアやってる奴に比べたら、全然大したことじゃないんだよね。いや正直な話言うと。ほんとなんだよ」と語っている。

(参照:「江頭2:50のピーピーピーするぞ!第135回」)


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以前、江頭さんが

「これをやったら次回出られなくなるんじゃないかなんて考えないようにしている。人間いつ死ぬか分からないからその時のすべてを出し切りたいんだ。俺はいつ死ぬか分からないし、見てくれてる人だっていつ死ぬか分からない。視聴者が最後に見た江頭が手抜きの江頭だったら申し訳ないだろ?」

という話をしていたことを知り、それから彼を見る目が180°変わったのを思い出します。彼の一連の“行動”はもとより、“初動が物凄く早かった”など、凄いと思える点はたくさんあるのですが、今日言及したいのが、「お金がない自分に出来る事はなんだろう?」と考え、行動を起こしている、という点。ここに“社会貢献の原点”があると思っています。

お金を貰えるのは誰かに貢献しているから

元来企業というのは、「難しいこと」「嫌なこと」「面倒くさいこと」を代行する“仕組み”です。なぜ、そんな“仕組み”が出来たかと言えば、やはり、「自分達の持っているリソースで他の人が困っていることを解決できることはなんだろう?」というところから来ているはずです。これが本来の“社会貢献”のあるべき姿であるはずなのですが、このことを結構忘れがちになっていないでしょうか?

例えば面接の場で、「私は○○がやりたいです」とか。いや、別にやりたいことを仰っていただいても構わないのです。ですが、「それに困っている人は誰なのか?」という部分が欠落し、単に自分の私利私欲のためにやりたいことをやりたい、と言っているように聞こえる方が多くいるように思えます。自分がやりたいことをやりたいのであれば、それは自分がお金を払ってやって下さい。

お金を貰う、ということは、誰かに貢献するということとイコールであるはずです。今一度、「自分に出来る事はなんだろう?」を原点とし、社会人は仕事に、就活生は就活に取り組むことが大事なのではないかと思います。

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キヨカワ

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