面接で結果だけが評価されない理由

公開日: : 最終更新日:2015/12/16 5.希望の面接を突破するために


学生に「あなたが学生時代一番頑張ったことはなんですか?」って聞くと、どうしても直近の印象深い経験や、短期の海外留学のエピソードのような「特別な経験」の答えになりがちですよね。当社では、「あなたが『やりきった経験』はなんですか?」という聞き方を質問しています。人に言わされて仕方なく「こなした」経験は、どれだけ大きな成功体験でもそれほど評価はしません。

(参照:「優秀か否か」よりも、重視するポイントとは?

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「あなたがやりきった経験は何ですか」という問いは手強い

記事を読んで「ああ、Yahoo!は儲かっている会社なんだなあ」なんていう印象を持ってしまいました…と、今日はそういった話ではありません。今日ピックアップしたいのは上記の、「あなたが『やりきった経験』はなんですか?」です。これは非常に手強く、そして良い質問だと思います。是非一度この質問に答えてみてください。












いかがでしょうか?多くの人にとって、難しいと感じられる質問だと思います。なぜなら、“やりきった”という言葉の定義が人によって異なるからです。自己評価の低い方は、「やりきったと思えることなんてない」と思いがちですし、たとえ自己評価が高くて自信満々に面接官に話しても、その基準が面接官の基準に達しなければ評価されないという世界があるからです。なので、質問される側はいろんな意味で試されていると思ってください。

どこまで自分という人間を客観的に見られていて、評価されるべきことを知っているか。これができてまず一歩。そして、その評価されるべきことが、相手の基準を超えられるか。これが二歩目。そして最後は、その企業でその評価されるべきことが生かせるかという点になるでしょう。(Yahoo!は更に、それによってお互いが幸せになれるかまで含めていますね)

結果としてはA君を評価すべきだが、面接の評価も同じになるか

基準は面接官や企業によって少々異なるのですが、少し具体的な話をします。“体育会系の部活でリーグ昇格を目指して頑張っていたA君、B君”という設定で話をしましょう。結果だけ見れば、A君は無事その目標を達成し、B君は達成できなかったとします。面接官はその結果は結果として見るものの、重視すべきはその結果に対してどのくらいやりきったかという尺度で見ている、ということです。そんな「やりきった」感を測る質問として、「目標を達成する上で苦しかったことは何か?また、それをどう乗り越えたか?」という話をよく聞きます。

A君は、「チームメンバーで、レギュラーになった人間とそうでない人間のモチベーションの差があったのが苦しかった。それを達成するために、一人ひとりと話をしてモチベーションの差を埋めていった」という話をします。もちろんこれ自体は悪い話ではありませんが、突っ込んで聞くとしたら、「もう少し具体的に一人ひとりとどんな話をしてモチベーションの差を埋めていったのですか?」と聞きます。すると、「何とか頑張ろうぜ~」というような精神論の話がほぼほぼになります。

一方B君は、同じ悩みを抱えていて、モチベーションの差の埋め方として、「毎朝おはようのLINEからはじめました」という話をします。一朝一夕では解決できる問題ではないと捉え、いかに自分に対して信頼を寄せてもらうか、それを重視して、とにかくコミュニケーションを取り続けることを常に意識してやって、一日のラインの数が300を超えることも度々ありました。なんていう話が出てくると、「へえー(すごいな)」となるわけです。

同じような問題に再現性を持って体現してもらえそうかがポイント

話を元に戻すと、元々はA君はリーグ昇格を果たし、B君は果たせませんでした。けれども、評価されるのはどちらかと言えば、B君なのです。なぜなら、B君の行動は、自社で同じような問題が起こった際にも再現性を持って体現してくれそうということが見えるからですね。ということで、結果というのは二の次なのです。やりきった経験を是非、きちんと整理して話せるようにしておいてくださいね。

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