社会に出て役に立つ海外インターン先
WedgeのインターネットサイトであるWedgeInfinityで、“タイで輝くイマドキ大学生”という記事が上がっています。記事を読んでいると、「これが本当にイマドキと定義して良いのか?」と思わず疑問を持ってしまうほど、どの学生さんも非常に良い経験をなさっています。日本からグローバルということを考える上では、アジアというのが一つのキーワードになることは間違いありません。
成長市場のビジネスの現場でその熱量を肌で感じられる
以前から“海外にはたくさんチャンスがある”というような話をしておりますが、その“チャンスがある”の根拠となっているのが、“人口増加による需要増”という側面になります。アジア各国見てみると分かりますが、どの国もほぼ例外なく人口が伸びており、これから経済発展していく余地のある国ばかりです。そういったところに自分自身の身を置くということは、チャンスの中に身を置くことと同義。ある意味日本は彼らの何年か先を行っているわけですから、タイムマシン経営的な商品やサービスを提供するだけでも上手くいく可能性は高いのです。
そのような熱量の高い各国で、インターンという形で現地のビジネスにしっかり関われる経験を学生時代からできるというのは、同記事内で語られているように、社会に出てから非常に役に立つ経験ばかりをしているように思えます。また、
アメリカ留学の人たちの第一目的は「英語力向上」が圧倒的です。(中略)やはりアジアと比べると、大学の授業がきついので、どうしても机に向かう時間が長くなります。結果的に課外活動に力を入れることは欧米留学組ではあまり現実的ではないみたいです。
という事実については見逃せません。もちろん、留学というのは“勉強”が目的で行くわけですから、学業をしっかりやるべきではあるとは思いますが、こと社会に出てから役に立つかどうかという側面に立てば、実際のビジネスの場、しかも成長市場におけるビジネスの場の経験ができることは何事にも変えがたい経験になることは間違いありません。
社会に出る準備期間としてのGAPイヤーの必要性
GAPイアーといって、一年間休んで何か好きなことをする、っていうのは他の国では何年も前からあり、当然のこととして受け入れられています。
日本の文系の大学生は割と3年生以上は時間を持て余して、ということになりがちな印象がありますが、きちんとこのGAPイヤーを使って社会に出るための準備をするという考え方は重要ではないかと感じます。知り合いにも国内ではありますが、一年留年して一年間地方に移住し、そこで生活するような経験をすることを選んだ学生さんがいます。やはりストレートで大学に進学し、社会との接点が少ない中で就職活動をしても、自分は何がしたいのか、どうなりたいのか、というようなことを具体的に想像することは難しいのだろうと思います。そのような中で、(遊ぶのではなく)GAPイヤーを有効に使うというのは非常に重要な考え方ではないでしょうか。
スティーブジョブス氏のドットの話ではないですが、何事も効率的に直線距離で進むことが必ずしも良い事ではないし、寄り道があるからこそ人生はより豊かなものになると強く思います。
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